今回の記事では、公開WebサービスのAPIをインターネットを介して呼び出し、データをJSON形式で取得する流れの解説を行います。その過程でRubyのHashieライブラリや、jqというJSONを扱う際に便利なコマンドラインツールの紹介も行います。
サービスのAPI
そもそもAPI(appplication programming interface)とはプログラムの持つ機能を外部から利用可能にするために用意する「受け口」のようなものを広く指し、様々なレイヤーで使われる言葉です。
様々なWebサービスがAPIを提供しており、Twitter、Facebook、Instagramなどある程度の規模のサービスには用意されていることが多いです。以下の記事を見ると(2年前の記事のためやや古いものもありますが)、世の中には多岐に渡るAPIが提供されていることがわかると思います。
日本の全エンジニアに捧ぐ!現在公開されているAPI一覧【2013年版】 | Find Job ! Startup
PubMed
今回は例として、公開されている医学・生物系の文献を検索するPubMedのAPIを利用します。
フォームに単語(たとえば"ebola")を入れて検索すると、エボラ出血熱、エボラウイルスに関連する研究論文が出てきます。
ブラウザ検索に対応する機能がAPIで提供されているので、次のページではcurlとjqを用いてこのAPIを叩いてみましょう。