オイルヒーターとパネルヒーターの違い

『オイルヒーター』とは、フィンの内部にある密閉された難燃性のオイル(オイルは補充不要)を電気で温め、そのオイルを循環して放熱するタイプの暖房機。立ち上がりは遅いものの、放射熱により部屋全体をおだやかに暖めるのが人気です。

一方『パネルヒーター』とは、内部はオイルではなく電気ヒーターをパネルで覆ったタイプ。立ち上がりが早く速暖性があるのがオイルヒーターとの違いとなります。また、パネルで覆われているため、赤外線ヒーターと違い表面が赤くならず安全性が高いところも長所です。

以上のように暖める仕組みは異なりますが、風のない静かな暖房器具ということでは共通点が多いタイプです。比較的コンパクトに置けるオイルヒーターか薄型のパネルタイプか、設置のしやすい方で選択すると良いでしょう。

価格は1~7万円程度と幅広くありますが、ボリュームゾーンは3万円代。オイルヒーターはヨーロッパで普及していたため、海外メーカーが主流で、レトロな印象のするデザインも人気のひとつです。それでは、どのようなポイントを確認すれば良いのか、整理してみましょう。


選び方

■消費電力と適応床面積(畳数)
日本の家庭用コンセントは最大1500Wまでとなっています。したがって、最大でも消費電力は1500Wとなりますので、部屋の大きさでは10畳が限界です。これ以上大きい部屋では、一台ではカバーできないということを覚えておきましょう。

消費電力と適応畳数の目安は【1500Wで~10畳/1200Wで~8畳】となりますが、1500Wでも~8畳の製品もあります。これは、省エネ性能の差になりますので、同じ消費電力なら広い範囲をカバーできるものの方がおすすめです。製品購入の際は「~◯畳」という数字だけでなく、消費電力量も合わせて確認しましょう。

■電気代の目安
基本的には長時間いる部屋向きですが、その分電気代も必要になります。例えば、消費電力1500Wの場合1時間で約40円となりますが、サーモスタットで制御運転する省エネタイプであれば、1時間あたり約20円程度で運転できるものもあります。省エネ性能が高いモデルの方が本体価格は高くなる傾向がありますが、その分ランニングコストが抑えられますので、トータルで考えるようにしてください。

※参考機種:オイルヒーター・デジタルラディアント【KHD410812-LG】(デロンギ)
ECOモード搭載のベーシックモデル。温度をこまかくコントロールして、省エネ運転をします。

 
※参考機種
:パネルヒーター・コンベクターヒーター【HXJ60L12】(デロンギ)
窓際に置くことで窓から侵入する冷気をシャットアウトし、効率よく部屋を暖めるパネル型のヒーター。お子さんの部屋などにおすすめ!


■便利機能

オイルヒーターは速暖性がない分、余熱で暖かい時間も長いので、タイマーがあると効率よく使えます。大抵はON/OFFタイマー付きですが、2パターンの時間を設定できるタイプや、24時間タイマーで何度もON/OFFが設定できるタイプなど、いろいろな種類があります。自分の生活パターンではどのタイプが必要か確認しておきましょう。

※参考機種:オイルヒーター・RFXシリーズ【RFX11EH】(ユーレックス)
24時間の内、1時間毎にON/OFFと温度設定が変えられる機能搭載。例えば【朝8時から18時までがOFF・18時に20℃でON・20時までが20℃・24時まで18℃・24時にOFF・朝の6時に20℃でON】というように毎日のタイムテーブルが決まっている人なら、非常に効率よく使えます。


■安全性
表面の温度が高くならないタイプや、チャイルドロック、オイルヒーターの場合はフィンの間に指がはいらない設計など、安全性に配慮されたモデルもあります。小さいお子さんが居たり、ペットを飼っているご家庭には、安全性が高いタイプがおすすめです。また、転倒時や異常時に電源が自動OFFになる機能などもよう確認を。

※参考機種:オイルヒーター・ドラゴンデジタルスマート【QSD0915】(デロンギ)
表面温度60℃の火傷しにくい温度で、間に指がはいらないフィン形状。リモコン付きで操作も楽!


■その他 (重量・走行性)
構造上重量があり、重いものだと18kgあります。収納時や移動時のために、キャスターがついているタイプが多いようです。あまり頻繁に動かすことはないかもしれませんが、キャスターの走行性なども確認しておくと良いでしょう。

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