まずは知っておきたいスポーツスターの種類

日本人向けとも言えるハーレーのスポーツモデル、それがスポーツスター

日本人向けとも言えるハーレーのスポーツモデル、それがスポーツスター


ハーレーダビッドソンのファミリーのなかでもスポーツ走行を楽しむモデルをラインナップするファミリー、それがスポーツスター。新車なら上限140万円台で、中古車なら安いものなら50万円台などがあり、買い求めやすくスタイルも良いことから、カスタム人気が高いカテゴリーなのです。今回はスポーツスターのカスタムについてですが、まずはスポーツスターの種類から学んでいきましょう。

タイプはさまざまありますが、新車・中古車含め歴代スポーツスターを大きく区分すると、2003年までのリジッド仕様と2004年以降のラバーマウント仕様の2種類に分けられます。
※ショベルヘッドエンジン(アイアン)モデルはあえて入れていません

2003年までがリジッドスポーツ、2004年以降からラバーマウント仕様となったスポーツスター

2003年までがリジッドスポーツ、2004年以降からラバーマウント仕様となったスポーツスター

[リジッド スポーツスター]
製造:1996年~2003年
メリット:ハーレーらしいトルク感、細身なのでカスタム種類が豊富
デメリット:ラバーに比べて高速巡航が苦手、振動が大きい

「リジッドスポーツ」「エヴォスポーツ」などと呼ばれる旧式スポーツスター。現代の仕様と比べてフレームが細く、エンジンも旧式なのでハーレーらしいトルク感が魅力。その構造からラバーマウントよりもカスタムしやすく、バリエーションもこちらの方が多い。ハイウェイを走り続けるのは少々シンドい(トルクが大きいので、体への負担が少なくない)が、主に街中を走る“オートバイらしさ”を求めるならこちらがオススメ。
[ラバーマウント スポーツスター]
製造:2004年~
メリット:クルーザー色が強く安定感がある、壊れにくい
デメリット:リジッドより25kg以上重い、大柄なのでカスタムしづらい

不快な振動を押さえるためのゴムが緩衝材として入っているため“ラバーマウント フレーム”と呼ばれる。リジッドよりもフレーム剛性がアップし、高速巡航がスムーズに。ややクルーザー色が強くなった感があるスポーツスターと言える。フレームが太くなった分、ややカスタムしづらくなりカスタムショップなどは敬遠しがちだが、近年カスタムパーツが増えてきたことでカスタムの幅が広がりつつある。

フューエルインジェクションモデルの頭脳となるECMと呼ばれるコンピューター。現行モデルはすべてこのECM搭載とされます

フューエルインジェクションモデルの頭脳となるECMと呼ばれるコンピューター。現行モデルはすべてこのECM搭載とされます


また、近年のモデルはコンピューターを頭脳に持つフューエルインジェクション仕様が基本とされ、昔ながらのキャブレターモデルと異なり、特殊な機器でエンジン性能を制御するシステムとなっています。昔ながらのオートバイらしいトルクが味わえるのがキャブレター仕様で、一方でコンピューターで好みのセッティングが楽しめ、なおかつ故障の心配がないのがフューエルインジェクション仕様と言えます。上記の構造チェンジと合わせ、製造年によって微妙にミックスされてしまっているので、分かりやすい表を以下にまとめました。

生産年によって構造が異なるのでご注意を

生産年によって構造が異なるのでご注意を


中古車購入の際は、これをひとつの目安に検討してみてください。


883ccか1200ccか

883ccか1200ccのどちらを選ぶかは、オーナーの使用用途によると言えます

883ccか1200ccのどちらを選ぶかは、オーナーの使用用途によると言えます


スポーツスターには883ccと1200cc(厳密には1201cc)の2種類があります。選び方はオーナーの好み次第ですが、主に街乗りを中心にスポーツスターライフを楽しみたい人は883ccで十分ですし、高速道路を走ってツーリングにも用いたいという人には1200ccのパワーがあると便利でしょう。「私は小柄な女性だから883ccかな」、「“大は小を兼ねる”から1200にしよう!」と考えられる方も多いですが、大事なのはオートバイでどう遊びたいか。

例えば883ccだと、高速巡航の際に「ここぞ」で欲しいトルクの盛り上がりは1200ccにおよびませんし、一方でクイックな走りが求められるストリートだと1200ccではパワーが出過ぎている感があったりもします。エンジンの大きさは変わらないので、好みに合わせて選びましょう。

次ページでは、スポーツスターをさらに乗りやすくするためのハウツーをご紹介していきます。