スケートボード/スケートボードの始め方

スケボーの始め方 vol.2 マイボードを手に入れよう

スケートボードをはじめるには、まず自分のスケートボードを入手しなければいけません。これがまた実に色々な種類があって迷ってしまいますが、「最初の一本」を選ぶ指針をご案内致します。

本間 章郎

執筆者:本間 章郎

スケートボードガイド


スケボー選びの最初の迷宮

前回はスケートボードとはどんなものか簡単にご説明させて頂きましたが、初めてのスケートボードは何を選んでいいのかさっぱりわかりません。一枚のデッキに4輪のウィールが付いていれば、それは確かにスケートボードなのですが、身長や体格、足の大きさや望むスケートスタイルなどによって、デッキやパーツのサイズセッティングが変わります。
decks

色々なスケートボードデッキ


コンプリートセットとフルオーダーセット

初めてのスケートボードをご購入される場合には、大きく分けて2つの選択肢があります。すでに組み上げられた「コンプリートセット」と呼ばれる完成品を選ぶか、デッキ、トラック、ウィール、ベアリング、をそれぞれ別に選んで組み上げるというもの。 前者のコンプリートセットの場合は足の大きさや、年齢、体格などに合わせた大まかなサイズでお選びいただくのがいいでしょう。目安としては、就学前のキッズで6.5インチ~7.0インチ前後、小学校低学年は7.25インチ前後、小学校高学年なら7.38~7.5インチ前後、というところです。キッズは同じ年でも体格にかなり差があるのであくまで目安としてお考えください。女性や小柄な方は7.5インチ~7.75インチくらいですと取り回しが楽かと思います。一般的な男性の方はライディングのスタイルなどでかなり幅がありますが、トリックの練習をメインにお考えであれば7.75インチ~8.0インチ、ランプの練習やトランジッションなどハイスピードのライディングを考えている方はやや太めに8.0インチ~8.5インチくらいを目安にされるといいでしょう。

フルオーダーコンプリートセットを選ぶ際の注意点

後者のパーツを選んで組み上げる場合、一般的に初めてコンプリートセットを購入する方の組み方の順番は、 まずデッキを選び、デッキのサイズに合わせてトラックを選び、トラックの高さやライディングスタイルを考慮してウィールを選び、 ご予算に合わせてベアリングを選ぶ、という流れが多いようです。ウィールの大きさが決まっている場合や、好きなトラックブランドがある場合などは優先順位が入れ替わることもあります。 ご購入の際によく聞かれる質問として「デッキのサイズはなにがいいですか?」や 「コンケーブはきついのとゆるいのはどちらがいいですか?」というものがあります。 確かに初めて買うときにはすごく気になると思います。

デッキのスペックよりもまずは好みを優先に!

デッキはサイズとかコンケーブの強弱とか以外にも、シェイプや材質など、気にする人はとことんいろんなファクターを検討して自分が好きな一本を決めます。 しかし僕の中の回答は、スケートボード専門店でご購入の場合で特に初めての一本はあまりサイズ的なスペックに左右されずに、自分が好きな一本を選ぶのがいいと思います。 サイズに関してはあくまで目安であってオススメではない。そのサイズが合うか合わないかは乗り続けてみないとわからないし、最終的には自分で自分が好きな一本が決められない場合や、何本かの候補で迷った時にご参考にしてくれればいいことです。

はじめはグラフィックで選んでもOK!

ではデッキを選ぶときにはなにを基準に決めればいいか?そう、最初の1本はグラフィックで決めちゃって全く問題ないです。 好きなアーティストが描いてるとか、なんだかカワイイとかカラーが好きとかでいいんです。 確かにスケートボードのグラフィックには意味やストーリーもたっぷり注ぎ込まれている訳ですが、始めの一本はそういうウンチクも抜きにして「ビビッ」と来たデッキにしましょう。 だって嫌いな絵のデッキを持ってお出かけしたくないじゃないですか。サイズやコンケーブの違いや好みは、始めてから何本か乗ってみて経験値を生かせるようになってから、次のデッキ選択の基準にされるのがいいかと思います。 例えば小柄な女性に太すぎる8.5インチとか、LOトラック直付けに曲がりにくい58mmのウィールとか、明らかに無理のあるサイズバランスだったら問題ありますが、専門店ではそんなセットアップは絶対にしません。まずは自分が気に入る一本のデッキを選ぶことの方が、細かいサイズセッティングに縛られるよりも優先されるべきと考えます。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます