Ruby/Rubyの基礎知識

Rubyの正規表現の基礎(3ページ目)

Rubyにおける正規表現の基本的な文法・使い方を紹介します

橋本 拓也

橋本 拓也

Ruby ガイド

生物系大学院から金融システムのオフショア開発っぽい業務を経由してWebエンジニアになる。香川県出身。

文字列からパターンを抜き出す

String#scanメソッドは、文字列から正規表現にマッチするパターンを取り出して配列を返します。

なお\wは「単語」使用できる任意の1文字を表し、それに+を付けることで英単語だけをscanしています。

文字列をパターンで区切る

String#splitを使うと、正規表現のパターンで文字列を分解して配列を返します。

文字列を置換する

String#gsubを使うと、文字列の中で正規表現にマッチしたパターンを別の文字列に置き換えることが出来ます。なお兄弟メソッドとしてString#subがあります。gsubはヒットするものすべてに適用されますが、subは最初にヒットしたパターンのみ置き換えます。使用頻度はgsubの方が高いです。

gsubにブロックを渡し、後方参照を使って10歳加齢させます。

ブロックの中で、マッチした文字列を柔軟に書き換えられそうなことがわかると思います。

以上

以上で正規表現の基礎の解説は終わりです。正規表現は、例えばオライリーから出ている『詳説 正規表現』のように、本が一冊書けるほど奥が深いテーマであり、かつどんな言語であっても文字列を扱う時には必須の知識です。

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