“倫理的に正しい”エシカルファッション
【CONTENTS】Page2:Linda Mai Phung(リンダ・マイ・フン)
Page3:Terhi Pölkki(テーリ・ポルキ)
Page4:APSARAS(アプサラス)
Page5:nyumbani design(ニュンバニ・デザイン)
Terhi Pölkki
未曾有の世界的大恐慌であるリーマンショック以降、そんな状態に疲れ切ったモード関係者が注目し始めたのが、エシカルな(道徳上の、倫理的な)環境に配慮したファッションでした。それまでのファッションの歴史を紐解いてみても、エシカルが話題に上ったことはなかったように思います。
エシカルファッションでは、大前提として、倫理的に「正しく」製造されているかどうかが問題となります。ここで述べる倫理的に「正しく」とは、環境や社会に対する配慮を意味します。例えば環境への配慮とは、オーガニックコットン(有機栽培綿や無農薬栽培綿)の利用などを指します。
また社会への配慮とは、フェアトレード(公正貿易)の実践などを指します。ちなみにフェアトレードとは、発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な価格で継続的に輸入・消費する取り組み。低賃金労働を強いられる傾向のある途上国で雇用を創出し、途上国の貧困解消や経済的自立を促す狙いがあります。
今回ご紹介するのは、そんな倫理的にも正しく、デザインも優れたエシカルファッションのブランド。ぜひお気に入りのブランドを見つけてみては?
次のページでは、フランス人デザイナーによる、ベトナム・ホーチミン市にベースを置くブランド「Linda Mai Phung(リンダ・マイ・フン)」をピックアップ!