松田直子さん。森林バイオマスの利用促進を目的とした会社を運営*
今回は、京都市の株式会社Hibana(ヒバナ)代表取締役で京都の町家から木と火のある暮らしを提案する「京都ペレット町家ヒノコ」を運営する松田直子さんに、ペレットストーブの魅力やペレットストーブと女性のライフスタイルについてお聞きしました。
木のある暮らし、火のある暮らし
--- 京都町家のお店の紹介をお願いいたします。松田氏:「京都ペレット町家ヒノコ」は京都産の木質燃料「京都ペレット」の利用をはじめ、木や火を生活に取り入れる方法や楽しみ方を大正生まれの町家からご提案しているお店です。
京都ペレット町家ヒノコの店頭。ピンクのブタさん型BBQグリルが目印*
松田氏:京都の山と街に暮らす人を繋ぐお店になりたい、そんな想いで2010年にオープンしました。薪や炭、それらを使う道具の販売やレンタルや木の生活雑貨もたくさん取り揃えております。燃料や雑貨は、国産材できれば京都産材から作られているものにこだわって集めています。
「都会の暮らしに一体どうやって、木や火を取り入れたらいいの?」
まずはそんなご相談からお待ちしております。ぜひ、ヒノコの店内で「火のある暮らし」「木を使う暮らし」を体感してみて下さい。スタッフ一同お待ちしております。
京都ペレット町家ヒノコの店内*
京都の町家は寒かった、それが使い初めの理由。
--- 松田さんがペレットストーブを使い始めたきっかけを教えてください。松田氏:2004年前に初めて自宅でペレットストーブを使い始め、その暖かさや木の燃える香りに感動しました。その後2006年に会社を立ち上げたとき事務所の暖房器具として使い始めました。
京都の町家にペレットストーブが暖を運んでくれる*
松田氏:「ペレットストーブ」のことを知っている人はまだまだ少ない時期でしたので、使用実践例として今後の普及啓発の拠点となればという気持ちがありました。
ふわっと香る木のにおい。決して飽きのこない炎に魅せられて
--- 2004年からということはすでに10年間もペレットストーブを使っているのですね。「ペレットストーブのある暮らしの魅力」を教えてください。松田氏:ペレットストーブが燃焼している店内に入ったとき、木のにおいがふわっと香ります。そして赤い炎はずっと見ていても飽きることはありません。家の中で「火」を使うことが少なくなった現在の暮らしを豊かにしてくれる力がペレットストーブにはあります。
もちろん、体を芯から暖めてくれる暖房力も魅力です。また、街中でも比較的使いやすく、薪ストーブに比べて設置が簡単であることも魅力です。
次のページで、松田さんが火のある暮らしにこだわるわけをお聞きしました。