Ruby/Rubyの基礎知識

RubyのMake、Rakeの使い方

Rakeは、Unixプログラミングで古くから使われてきたmakeのように使えるツールです。Makefileの代わりとなる"Rakefile"にRubyでタスクを記述します。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

Rakeとは

Rake とはRuby製のビルドプログラムで、プログラム実行を"タスク"という単位でまとめて扱うことが出来ます。"make"という、C言語で書かれ古くから使われてきたUNIXのビルドプログラムに影響を受けています。

Rake, a simple ruby build program with capabilities similar to make.

Rakeを使い始めるには、"rake"のgemが必要です。rbenvを使ってRubyをインストールしていれば既にrakeが入っているはずですが、最新版(2014年2月現在10.1.1)に上げておきましょう。

gemについては過去の記事「RubyGems (gem) の使い方・インストール方法 [Ruby] All About」を参考にしてください。

さて、これでrakeが利用できるようになったので、コマンドを実行してみます。

Rakefileがないよ、と怒られてしまいました。rakeを実行する時は、タスクを定義した"Rakefile"をカレントディレクトリに置いておく必要があります(makeをご存知の方であれば"Makefile"に相当するものだとすぐわかるでしょう)。

次のページでは、少しずつ実行しながらRakefileの書き方を解説していきます。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます