Ruby/Rubyの基礎知識

Bundlerの使い方・Gemfileの書き方(4ページ目)

プロジェクト単位でRubyGemsを管理するBundlerの使い方を紹介します。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

Bundlerでインストールしたgemの利用方法

pb.rbというRubyファイルを作成します。この中で先ほどインストールしたPowerBarを使ってみます。

require 'bundler'した後にBundler.requireとすれば、Gemfileに記載されたgemをすべてrequireすることができます。

PowerBarはRubyで簡単にプログレスバーを出力するためのgemで、ここでは0.1秒ごとに1メモリ進んでいくダミーのプログレスバーを作って表示しています。出力は以下のようになります。

bundle その他の機能

Bundlerには他にもいろいろなコマンドがあるので、以下に簡単な説明を挙げます。

  • bundle update
    • インストールしたgemの新しいバージョンが利用可能であれば最新版に更新します。
  • bundle exec <cmd>
    • bundleでインストールしたgemのコマンドを実行します。
  • bundle show <gem>
    • gemインストールされた場所(フルパス)を表示します。
  • bundle open <gem>
    • gemインストールされたディレクトリをエディタで開きます。
  • bundle clean
    • Gemfileの指定を調べて、現在使われていないgemを削除します。

詳しくはbundle help、あるいはbundle help <command>でマニュアルを参照してください。

以上がBundlerの基本的な使い方です。Rubyを使うなら是非慣れておいてください。今後の連載でも、具体的にRubyアプリケーションを作成する時はBundlerを使っていきます。

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