Ruby/Rubyの基礎知識

Bundlerの使い方・Gemfileの書き方(2ページ目)

プロジェクト単位でRubyGemsを管理するBundlerの使い方を紹介します。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

Gemfileの書き方

Bundlerは、 "Gemfile" と名付けたファイルにアプリケーションの使用するgemを列挙して管理します。最初にsourceでgemの取得先を定義します

次に、利用するgemを次のような書式で宣言します。例としてここでは"rack"というgemを使いたいとしましょう。

こうすると、利用可能な中で最新バージョンのrackがインストールされます。

また、利用するgemのバージョンを限定することもできます。

これは必ずバージョン1.4.0のrackを使うように、という指定です。さらに「1.4.0移行のバージョンでなるべく新しいもの」を使いたい場合は

このように書きます。最後に、少し特殊な(しかしよく使われる)書き方として~>があります。

この表記は gem 'rack', '>=1.4.0' かつ gem 'rack', '< 1.5' を意味します。つまり1.4.0よりも新しいバージョンを使いたいが、たとえ利用可能であっても1.5よりも上は使いたくない、という条件を指定したことになります。メジャーバージョンアップをまたぐと大きくgemの動作が変わることがあるので、gemを新しくしすぎてアプリケーションを破壊しないようによく使われる書き方です。

次のページでは実際にBundlerを使ってgemをインストールする方法を紹介します。

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