オイルヒーター・パネルヒーター/オイルヒーター・パネルヒーターの選び方

オイルヒーターを超えた!BALMUDA・スマートヒーター(3ページ目)

オシャレで斬新な製品で人気のBULMUDAが手掛けた暖房器具。一見、オイルヒーターのように見えますが、オイルヒーターのメリットを残しつつ弱点を克服した新しい暖房器具です。

執筆者:戸井田 園子

安全性への細かい配慮も◎

BULMUDA・スマートヒーター

コンセントプラグにも「サーモセーフ技術」という安全機能が搭載

本体には「モーションセンサー」が搭載されていて、震度4以上の揺れや本体の傾きを感知すると自動で停止になります。さらに、コンセントプラグにも「サーモセーフ技術」が搭載され、万が一温度が高くなると運転を停止するなど、暖房器具には欠かせない安全性も十分配慮されています。

 
BULMUDA・スマートヒーター

アルミラジーエーターの表面温度は、高・中・低の3段階に変更できる

また、アルミラジエーターの表面温度も、高・中・低の3段階に変更でき、「中」は70℃、「高」は85℃、「低」は55℃となっています。例えば、ペットや子どもが居る家庭でも「低」にしておけば、アルミ部分に触っても火傷の心配が無く安心ですし、「高」にして暖房効率をあげることができます。このように表面温度が設定できるのは、なかなか便利な仕様です。

 

移動はしにくいので、定位置で使うのがおすすめ

BULMUDA・スマートヒーター

キャスターが矢印方向にしか動かないので、短辺が進行方向にならず、いまひとつ移動がしにくい※画像:メーカーサイトより

オイルヒーターと比べて、アルミ素材なので軽いのかも?と思っていたのですが、本体は17kgとなかなかの重さです。梱包から取り出す時はこの重さで苦労したものです。もちろん、キャスター付きなので移動をすることはできます。ただし、短辺を進行方向にして動かすことができないのが難点。定位置に置いてしまえばそんなに頻繁に動かすモノではありませんが、掃除の時などはやや不便に感じます。できれば短辺方向に移動できる方が良かったな、と感じます。

 

ホコリを払ってキレイを維持しよう!

BULMUDA・スマートヒーター

台座部分は平らでホコリが目立ちやすい。小まめにホコリを払いましょう!

本体のメンテナンスはほとんど必要ありません。アルミラジエーター部分もフラットなのでサッと拭くだけでお手入れは簡単です。ただしアルミ部分以外は白いため、それなりに汚れが目立ちます。特に、台座部分は平らになっているため、うっかりしているとホコリが目立つので、小まめにホコリを払っておきましょう。

 

求めている暖かさとマッチしているか、しっかり見極めを

ガイドは、約8畳の寝室で1ヶ月ほど使用してみました。部屋がじんわりと穏やかに暖まる感じや音が静かな点は、確かにオイルヒーターの良さを踏襲していました。エアコンを使っていた時と比べ、温風が出ないので乾燥もしにくく、快適な就寝タイムとなっています。静かで穏やかな暖房環境を求めている空間には、非常に向いていると感じます。

しかし、暖房器としてはかなり高めの価格です。快適な暖房と高いデザイン性、新感覚の操作性を楽しめることを踏まえれば、満足感の高い買い物になると思いますが、赤外線ヒーターのようなダイレクトな暖かさを求めている人には向きません。また、気密性の良くない住宅だと、スペックの9畳をカバーできないこともあるでしょう。求めている暖かさが得られるか、使用する建物の状況は適しているかなど、しっかり見極めて下さい。

※参考:BALMUDA・SmartHeater (メーカー製品サイト)


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