Ruby/Rubyの基礎知識

Rubyのインストール(rbenvを使った方法)(2ページ目)

rbenvを使ってRuby2.0.0をインストールします。また、rbenvでバージョンを切り替えて複数バージョンを使い分ける方法も紹介します。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

Ruby2.0.0のインストール

まずは先ほどのrbenvを使って rbenv install --list を実行してみると、現在利用可能なRubyバージョン一覧が表示されます。

ずいぶんたくさん選択肢が出てきました。

やや余談ですが、Rubyという言語にもいろいろな実装があります。一番有名かつスタンダードなものがC言語で書かれたMatz氏による"MRI"で、「1.9.3-p448」や「2.0.0-p353」のようにバージョン番号から始まるものがこれに該当します。他にもJavaで実装されてJVM上で動くJRuby、組み込みシステム向けのmrubyなどがありますが説明は割愛します。

それでは、MRIの2.0.0系最新安定バージョンをインストールします。執筆時点では2.0.0-p353ですが、現時点の最新版は公式ページを確認して下さい。

Ruby 2.0.0-p353がインストールされました。さっそく使い始めたい人は、

などとしてシェルを再起動すれば、インストールした最新のRubyを使えるようになります(ruby-versionファイルについては後述)。

「とりあえずRubyがインストールできれば良い」という方はここまで読んでいただければ大丈夫です。次のページでは、rbenvがどのようなしくみでRubyのバージョンを切り替えるのかを説明します。

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