Rubyのインストールにはいろいろと方法がありますが、ここではrbenvを使った方法を紹介します。
なおrbenvに似たツールとしてRVMも代表的な選択肢ですが、私の周辺では関連機能が"全部盛り"になっているRVMよりも、シンプルなrbenvを好む人が多い印象を受けます。本記事でもrbenvを使ってRubyをインストールする方法を説明していきます。
rbenvのインストール
rbenvのREADME にインストール方法が書かれているので、それに従ってGitHubからダウンロードして~/.rbenvに配置します。
その後、以下のようにしてrbenvコマンドが使えるようになっていることを確認します。
"rbenv is a function" の表示が出ればrbenvのインストールは完了です。
ruby-buildのインストール
RVMはバージョン管理機能とインストール機能が一体になっているのですが、rbenvが提供するのはあくまでバージョンスイッチ機能だけです。そのため、Rubyのインストールは別途手でソースからビルドしてrbenv管理下に配置するか、もしくはruby-buildというスクリプトを使うことになります。ここでは設定のラクなruby-buildを使う方針で進めます。
先ほどcloneしたrbenvディレクトリの下にpluginとしてruby-buildを入れます。こうすることで、rbenv install
というrbenvのサブコマンドが使えるようになります。
ちなみにMacでHomeBrewを使っている人は、rbenvとruby-buidをそれぞれ
としてもインストールすることができます。
これで準備が整ったので、次のページでは実際にRubyをインストールしていきます。