ネットオークション/落札された商品を配送する

オークションの鉄則! 商品の発送方法は複数用意する

オークションでは、基本的に直接商品の受け渡しをしたりしません。何らかの方法を使って、落札者に送ります。オークションで落札をして欲しいのであれば、落札者が送料や安全性を踏まえて選択できるように、複数の方法を用意しておきましょう。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

最も利用される「定形外郵便」

ネットオークションでの商品の受け渡しは、ほとんどの場合が郵便や宅急便などを使って行われます。私自身、これまで一度も直接受け渡したことはありませんから、ほぼ手渡しはないと思っていいでしょう。

その中で、最も利用されているのが定形外郵便です。これまでの経験上、9割以上がこの方法を使って商品を送っています。以前、「出品者が定形外郵便を使わないワケ」 の記事で定形外郵便について触れましたが、補償がなく、紛失や破損をしても何も言えないことは確認しておきましょう。

定形外郵便の料金は重さによって異なり、こちらで確認ができます。一般家庭にあるモノをオークションに出品する場合、多くは500グラム以下で収まるので、送料が390円以下で済むのが最大の魅力です。

追跡可能で一律料金で全国に送れる「レターパック」

これは500円のレターパックプラス。

これは500円のレターパックプラス。

郵便局のサービスで、専用の封筒があります。郵便局やコンビニ(売ってないコンビニもあります)で買うことができます。料金は500円と350円。何が違うのかというと、まずは受け渡しの仕方です。500円の方は受領印や署名が必要なので、郵便局員は必ず受取人と対面をすることになります。一方、350円の方は自宅のポストなどに入れられるので、受取人と対面することはありません。

もうひとつ、大切な違いは入れられる物の厚みです。350円の方はレターパックライトで、3センチメートル以内の物に限ります。

実は、厚みの制限がレターパックにおいて注意すべき点です。封筒に入ったからいいやと思っていると、厚みがNGで500円かかるレターパックプラスでないと送れないということもあります。

商品説明を書く時、レターパックを使えるとしても、350円なのか500円なのかを区別しておく必要があります。350円で送れると書いてあると、落札者はその金額で計算します。でも、実際は厚みがあって500円の方になってしまっても、差額150円は出品者が負担することになるのが一般的です。

割引サービスがたくさんある「ゆうパック」

ゆうパックは、郵便局のサービスのひとつです。専用のラベルに必要事項を書いて送ります。特徴を以下にまとめてみました。
・原則として30万円までの実損賠償
・荷物の追跡可能
・配達日時の指定が可能
・荷物は重さ30キログラム、縦+横+高さが170センチメートル以内

ゆうパックの場合、送料は荷物の大きさと距離によって違います。郵便局のサイトで運賃・料金計算ができるので、商品説明の欄にリンクを貼ってもいいでしょう。

さらに、割引特典もあります。郵便局の窓口に持ち込むことで1個につき100円引き、同じ人に複数の荷物を送るときにも1個につき50円の割引になります。さらに、同じ人に違う日に送ったとしても、宛先が書かれているラベルを持参すれば1個につき50円の割引きになります。(ただし、1年以内)
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