マンガ・コミック/口コミでおすすめの60・70年代の青年マンガ

怒涛の展開に目が離せない! 『忍者武芸帳 影丸伝』

父の仇の復讐劇かと思いきや、意外な展開の連続で、いったん読み出すと目が離せなくなる面白さ。実在の武将や剣士も登場して、壮大な戦国活劇となります。50年前の作品にもかかわらず、大胆なコマ使いや躍動感あふれる絵は、全く古さを感じません。

投稿記事

実在の武将や剣士も登場する、壮大な戦国活劇

■作品名
忍者武芸帳 影丸伝

■作者名
白土三平

■巻数
全17巻

おすすめ理由
父の仇、伏影城主坂上主膳を討つため剣士となった結城重太郎の復讐劇……、
かと思いきや、たびたび重太郎の危機を救い、ともに主膳の打倒をめざしているかに見えた忍者影丸の真の目的は、実は全く別のところにあって……、という具合に意外な展開の連続で、
いったん読み出すと目が離せなくなる面白さ。織田信長、明智光秀、柳生宗厳ら、実在の武将や剣士も登場して、壮大な戦国活劇となります。

50年前の作品にもかかわらず、左右の見開きページをつなげて横割りにし、パノラマを表現する大胆なコマ使いや、躍動感あふれる絵は、アニメ世代の目から見ても、全く古さを感じません。
むしろ、画面に異様な迫力をかもし出している描線を、アニメで表現することは不可能だろうと思わされます。1967年に大島渚が監督で映画化されたとき、マンガの原画をそのまま撮影した静止画に声をあてる紙芝居的手法がとられたのも、それだけ絵の魅力が大きかったからでしょう。


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