輪織りの素材
織り機の構造上、縦糸の間隔が1cm幅と広いため、ある程度太くて伸び縮みの少ない素材が輪織りには適しています。
・ 縦糸素材
主に麻ひもや、それと同程度の太さと強度を持った糸を使います。
品質のいい麻ひもは染色も可能ですし、色付きの麻ひもも流通しているので色々なカラー展開ができます。
【横糸素材】
縦糸と同じ麻ひもなどをベースにしますが、途中にポイントとしてデニムの耳や裂き布、毛糸、革ひも、レースなど異素材を組み合わせることでデザインのバリエーションが広がります。
・デニムの耳
デニムの耳を使うと、太くて織り進みが早いので、短時間でボリュームのある作品が作れます。
・毛糸
毛糸を使う時は風合いを損なわないようふんわりと織り込むと、秋冬らしい暖かみのある作品が作れます。
・レース
レースの透け感を生かして爽やかな雰囲気の作品が作れます。
・革ひも
ハードな革を合わせると、男性にも似合うマニッシュなイメージになります。
・布
思い出の和服などを裂いて織り込んだり、リメイク技法として適しています。
ここで取り上げた素材は、輪織りでバッグや雑貨などを作るときに適しているものを中心に選びましたが、何を作りたいか、作れるかに合わせて柔軟に考えていただくと、輪織りの可能性がぐっと広がると思います。
【輪織りの基本】
・輪織りの用具
・輪織りの素材
・輪織りで作れる形
【関連情報】
・楽習フォーラム 「輪織りバック認定講座」