2013-14秋冬NYコレクション
ファッショントレンドキーワード6「デカダンエレガンス」
色や柄が躍る楽観ムードに包まれた2013春夏シーズンから風向きは一変し、2013-14秋冬は「フェミニン×マスキュリン」の自然体ミックスや、デコラティブな装い、朗らかなオーバーサイズ、フェティッシュなムード、ロックのリズム、スポーティとモードの融合など、ますます自由で革新的なスタイルが提案されました。おしゃれを一番楽しめる秋冬に備えて、8つのキーワードに沿ってNYコレクションからネクストトレンドをピックアップ!
【CONTENTS】
Page 1:◆JILLSTUART(ジルスチュアート)
Page 2:◆HERCHCOVITCH;ALEXANDRE(ヘルコビッチ アレキサンドレ)
Page 3:◆Catherine Malandrino Black Label(キャサリン マランドリーノ ブラックレーベル)
Page 4:◆Timo Weiland(ティモ ウェイランド)
JILLSTUART(ジルスチュアート)
憂愁を帯びたデカダン(退廃的)なムードは13-14秋冬の装いに重みとクラス感をもたらす。深いメランコリーまでは沈み込まず、けだるい雰囲気や物憂い気分を漂わせるテイスト。ダスティーな色調やレトロなシルエットがレディーのたたずまいに整える。深みある色合いが落ち着いた着姿を印象づける。全身を花弁で包み込んだかのようなベアショルダーのドレスは1950年代に通じる妖艶なムード。ガーリーなイメージの裏側に、アンニュイな気配が忍び込む。ゴールドの総柄がまばゆいミニドレスは大胆なフレア裾が昔のざわめきを呼びさますよう。ベルトで縛り付けたようなボンデージライクな装飾にも、退廃の憂いが濃い。次のページでは、HERCHCOVITCH;ALEXANDRE(ヘルコビッチ アレキサンドレ)!