2013-14秋冬NYコレクション
ファッショントレンドキーワード2「グランジロック&パンク」
色や柄が躍る楽観ムードに包まれた2013春夏シーズンから風向きは一変し、2013-14秋冬は「フェミニン×マスキュリン」の自然体ミックスや、デコラティブな装い、朗らかなオーバーサイズ、フェティッシュなムード、ロックのリズム、スポーティとモードの融合など、ますます自由で革新的なスタイルが提案されました。おしゃれを一番楽しめる秋冬に備えて、8つのキーワードに沿ってNYコレクションからネクストトレンドをピックアップ!【CONTENTS】
Page 1:◆3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップ リム)
Page 2:◆DIANE von FURSTENBERG(ダイアン フォン ファステンバーグ)
Page 3:◆MILLY(ミリー)
Page 4:◆REBECCA TAYLOR(レベッカ テイラー)
3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップ リム)
90年代の復活を追い風に、ロックの熱気も戻ってきた。ただし、13-14秋冬のロックは、かつてのストリート感や不良ムードが薄く、むしろエレガントに味付けするところが新しい。ハードすぎずガーリーっぽくない大人ロックのアレンジは、レザーや光り物を控えめに差し込む「程々感」が決め手。グランジのにおいをほのかに帯びたスウエットトップスは正面に配した金糸のビッグ刺繍がにらみを利かせる。ニーハイの黒レザーにも主張がにじむ。ツナギ風のオールインワンにはバイカー風ワッペンがぎっしり。ライダースジャケットの両袖をカットオフしたような黒革ベストは、オープントゥのブーツとレザーのサウンドを重ねる。次のページでは、DIANE von FURSTENBERG(ダイアン フォン ファステンバーグ)!