おかずの全てが美味しくバランスの良いお弁当
本当はMYソウル駅弁でもある、横浜のシウマイ弁当を一番に上げたいのですが……
静岡で出会った、幕の内弁当の歴史には完全に脱帽です。
鉄道ファンの中でもこのお弁当が好きな方は大勢います。
それは、東海軒と言うお弁当一筋の会社が作っています。
約100年前の明治22年、東海道線・東京神戸間開通。
ここから、こちらのお弁当(東海軒)の歴史が始まったそうです。
そして、幕の内弁当の駅弁の原点がここにあります。
芝居小屋で、芝居の幕間に食べられていた弁当を参考に考えられたのが
昭和12年生まれの幕の内弁当と言う駅弁です。
焼き魚・玉子焼き・蒲鉾(この3つを総称して幕の内弁当三種の神器とか)そして、揚げ物・漬物・煮物は、大半の幕の内弁当に入っており、その基礎がしっかりと守られ現在に至ります。
特別何が?ではなくて、おかずの全てが美味しくバランス良く揃い
見事な調和となり、旅を楽しませてくれるのです。
このお弁当の誕生の時と変わらないと言われている、
サバの照り焼き・鶏の挽肉入りの卵焼き(親子焼きと言います)
そして、小さなカップに入った、
わさび漬けが最大限静岡をアピールしています。
綺麗な俵型のご飯の上には、これまた一つ一つに綺麗に振られたゴマ。
それらを包み込む経木の折、見事に優美なお弁当です。
日本人に生まれて良かったと思える瞬間の一つです。
■東海軒 幕の内弁当
住所:静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5-35
電話番号:054-287-7112
料金:1050円
営業時間:5:40~23:00
定休日:無休
購入可能な場所:JR静岡駅コンコース内
HP:www.tokaiken.jp/
※データは記事公開時点のものです。