アダプタを使ってパソコンで使う
iVDR-Sに記録された番組をパソコンで見るには、USB接続のアダプタを使用する。製品としては、「RHDM-UT/TE」(アイ・オー・データ機器)が代表的な製品だ。「RHDM-UT/TE」を使用する前に、付属のCD-ROMを使ってソフトウェアをインストールする。
ただし、番組再生にはパソコンのハードウェア、OS(基本ソフト)の条件を満たしている必要がある。まず、OSはWindows 7以上、グラフィックスがIntel HD Graphics以上が必要だ。モニタとの接続はDVI-DかHDMIで、HDCP対応モニタであることも必須。
こう書くと大変そうだが、発売時にWindows 10がプリインストールされた国内メーカー製パソコンであれば、基準はほぼ満たしている。格安パソコンの場合、モニタとの接続が非対応のRGBである場合などがあるので、事前の確認が必要だ。
番組は「DiXiM Digital 2013 iVDR Edition」を起動して再生する。このソフトは、あらかじめiVDR-Sをアダプタにセットしておかないと起動しないので注意したい。
録画番組のほか、記録されているデジカメ画像などの閲覧も可能だ。ハードウェアが基準を満たしていれば、クオリティの高いHD番組を楽しめる。なお、ハードウェアが基準を満たしていなくてもソフトのインストールと起動はできるが、番組リストが表示されない。そのような場合は、パソコンのハードウェアを確認してほしい。
また、このアダプタを使うことで、iVDR-Sを外付けHDDとして使うことも可能だ。ただ、録画番組の保存と排他利用なので、兼用はできない。外付けHDDとして使用する際は、iVDR-Sをフォーマットしなければならない。
もう一つ、パソコン向け製品としては、内蔵用のIVDR-Sローディングユニット「RHDM-IN/SA」もある。一部の国内メーカー製品や外資系、ショップブランド製品や自作PCで、空きスロットがあれば利用できる。
次ページでは、iVDR-Sでの最適の利用シーンを提案する。