洋館を囲む木々と一体となった風景が神秘的

 

 

異国情緒漂う街並みの横浜山手。かつて外国人居留地だったこの地にはいくつもの西洋館が点在しています。山手本通り沿い元町公園内にあるエリスマン邸もそのひとつです。

大正14年に、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人だったスイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅として建てられたエリスマン邸。一度は解体されましたが、平成2年に現在地に再現されました。

エリスマン邸

エリスマン邸

設計は、現代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを師匠にもつ、建築家アントニン・レーモンドによるものです。帝国ホテルの建設の際ライトと共に来日し、その後日本に留まり、数々の名建築を残しました。

暖炉付きの応接室や食堂、ゆとりあるサンルームは清潔感があるすっきりとした作りで、椅子やテーブルなどの家具も、レーモンドによる設計です。2階には山手の洋館に関する資料が展示されています。かつての厨房は喫茶スペースとなっているので、庭を眺めながらゆったりとしたひとときを楽しむことができます。

公園内にあることからも、洋館を囲むように木々が茂り、緑があふれています。特に雨の降る日は、葉の緑が一層際立ち、あたりには神秘的な雰囲気が漂います。明りが灯された洋館は幻想的で、まるで時が止まったかのような気分になります。雨の日の山手散策もおすすめです。

■施設名:エリスマン邸
住所:横浜市中区元町1-77-4
電話:045-211-1101
開館時間:9:30~17:00
休館日:第2水曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
入館料:無料
アクセス:JR京浜東北線「石川町」より徒歩15分
URL:http://www2.yamate-seiyoukan.org/seiyoukan_details/Ehrisman/

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