暮らしの中で使うものを買いたい
日本の個人による手工芸品(工芸、クラフト、アートなど)の作り手と買い手をつなぐマーケットプレイス「iichi(いいち)」では『ハンドメイド・マーケットプレイス』に関する生活者意識調査を行った。
近年、欧米では「ハンドメイド・マーケットプレイス」が急成長し注目を集めており、日本においても過去1~2年で多くのプレイヤーが新規参入し、市場が急速に拡大している。
そこで、作り手/買い手それぞれから見た意識調査を実施した。
『ハンドメイド・マーケットプレイス』に関する生活者意識調査
【問1】
あなたは、『WEB上で手作り品・ハンドメイドの売買を仲介し、個人の作り手と買い手を繋げるECサービス』について知ってましたか?また、利用したことはありますか?。
◆「ハンドメイド・マーケットプレイス」サービスの浸透状況
現状、実際にサービスを利用したことのある人は2.2%にとどまる。
サイト来訪者(利用経験者+来訪経験者計)は全体の6.1%、サービス認知者では17・8%程度。大半はまだサービス自体を認知していないため、今後のサービス拡大のためには積極的なPR活動が必要。
【問2】
あなたは、『WEB上で手作り品・ハンドメイドの作品を買う時、幾らぐらいまで使いますか。
◆カテゴリー別の受容価格
カテゴリーごとの受容価格(支払ってもよい価格)は、「インテリア家具」を除き2,000~5,000円台。
カテゴリーとして一番高いのは
「インテリア家具」 10,162円
「バッグ・財布」 5,728円
「アート・イラスト」 5,076円
「ファッション(衣服)」 4,823円
「ファッション(靴・帽子・その他小物)」 4,049円
「アクセサリー(宝飾品)」 3,896円 が上位に。
どのカテゴリーにおいても、「毎日の生活の中で自分が使うものとして」との回答が過半を占める。
次いで「自分に対してのごほうびとして」、「家族(子供や父母兄弟)への日常での何気ないプレゼントとして」が高い水準にある。
【問3】
『WEB上で手作り品・ハンドメイドの売買を仲介し、個人の作り手と買い手を繋げるECサービス』を利用する際に重視することを、それぞれの立場に立ってお答えください。
◆使用上の重視点
サービス利用時の重視点上位は
「作品のクオリティ、作品点数の多さ、作品価格の安さ(買い手側)」
「仲介手数料の安さ、安全な取引システム、運営企業の社会的信用(作り手側)」
◆買い手における重視点上位5位は、
「取り扱う作品のクオリティが高い(66・6%)」
「取り扱う作品点数が多い(65.0%)」
「取り扱う作品の価格が安い(61.7%)」
「落札から決済、配送まで安全に取引できる(59.6%)」
「取り扱う作品のカテゴリー/ジャンルが豊富(56.2%)」
◆売り手における重視点上位5位は、
「仲介手数料が安い(57.8%)」
「落札から決済、配送まで安全に取引できる(54.0%)」
「運営している企業に社会的信用がある(50.1%)」
「決済手段(クレジットカード/銀行振込/コンビニ決済等)が豊富である(40.8%)」
「取り扱う作品の写真が豊富に掲載されている/掲載できる(38・9%)」 が高い。
調査対象 20~59歳 男女5,000 人
調査手法 インターネット調査
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