レディースファッション/春服・夏服・春コーデ・夏コーデ

『華麗なるギャツビー』の20'sフラッパー美人に注目!(2ページ目)

シンプル志向のミニマリズムな装いから、デコラティブな装飾のマキシマリズム時代へ様変わりしそう。そんな気分にぴったりなのが、ゴージャスなリッチ層の社会を舞台にした映画『華麗なるギャツビー』。気高くも退廃的なムードを漂わせるファッションは重要な見どころにもなっています。映画を観たら20年代スタイルをさっそく取り入れたくなるはず!?

宮田 理江

執筆者:宮田 理江

レディースファッションガイド

レトロモダンなフラッパースタイル

華麗なるギャツビー

(C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.



20年代当時の激しい社会変革はファッションにも及び、それまでの窮屈でクラシックな装いからの移行期となりました。古典的な上流階級ファッションと、近代的な着やすい服装が混ざり合う、揺らぎの時期となったこともあって、どこか懐かしくも、奔放でメランコリックにも感じられます。ギャツビー邸でのパーティに見られる装いのように、スカートの丈は短くなり、腕を露出するスリーブレスドレスを着て、ボブヘアで赤い口紅の自由奔放な女性達は「フラッパー」と呼ばれました。そのレトロモダンなスタイルは今見ると、かえって目新しく感じられます。きらびやかなグリッターやゆらゆら揺れるムードがけだるさとセクシーをミックスした独特の風情に整えています。
華麗なるギャツビー

(C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.



華麗なるギャツビー

(C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.



華麗なるギャツビー

(C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.



デイジーはきらめくドレスに加えて、「ティファニー」のパールとダイヤモンドのヘッドバンドを着用。このスタイルからもわかるように、ヘッドアクセやボリュームジュエリー、キラキラ装飾が20年代スタイルの象徴の1つです。ここ数シーズンにわたって定着していたマニッシュな装いや、シンプルな着こなしからそろそろ脱却して、グラマラスでゴージャスなスタイルにトライ!

映画に登場した華麗なるドレスは、「プラダ(PRADA)」「ミュウミュウ(Miu Miu)」が40着以上をこの映画のためだけに特別に制作。メンズの衣装は、原作を書いたフィッツジェラルドも愛用していたという「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」が提供。高級ストッキングは「フォーガル(Fogal)」の品。溜息が漏れるような美しいジュエリーは「ティファニー(Tiffany)」が制作しました。また、クラシカルで優美なメイクは「M・A・C」によるもの。シャンパンは「モエ・エ・シャンドン(MOËT & CHANDON)」と、ラグジュアリーな品々がスクリーンを彩ります。

映画は3Dで撮影され、壮麗なダンスシーンをはじめとする、ドラマティックで視覚的な映像にうっとりさせられます(2D版もあり)。臨場感たっぷりの現代的なエンターテインメント要素に、アール・デコなデザインがテイストミックスされている点も見逃せません。


華麗なるギャツビー

(C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.



ギャツビーの世界を彩った数々のファッションを楽しめる空間が、2013年6月12日(水)から18日(火)の間、『華麗なるギャツビー』世界展として伊勢丹新宿店本館3階のセンター・パーク/ザ・ステージ#3に出現します。一歩足を踏み入れれば、ギャツビー邸でのパーティに参加しているかのような気分になれそう。現代につながるファッションの転換点となった1920年代のざわめきが迎えてくれます。映画鑑賞の前後にダブルで堪能して、この夏はギャツビー流フラッパー美人を目指してみて!


『華麗なるギャツビー』世界展
2013年6月12日(水)~18日(火)
伊勢丹新宿店本館3階=センター・パーク/ザ・ステージ#3

映画『華麗なるギャツビー』
2013年6月14日(金)丸の内ピカデリー他、全国ロードショー 2D/3D同時公開
キャスト: レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン
監督: バズ・ラーマン(『ロミオ+ジュリエット』、『ムーラン・ルージュ』) 
原作: F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレード・ギャツビー』が基
美術・衣装: キャサリン・マーティン(『ロミオ+ジュリエット』、『ムーラン・ルージュ』) 
配給: ワーナー・ブラザース映画  
公式HP: http://wwws.warnerbros.co.jp/thegreatgatsby/ 
(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved


【関連記事】

レースブーム到来!着るだけでキレイに見えるワンピ

春夏トレンドキーワード「トランスペアレント」

春夏トレンドキーワード「フェティッシュ&シック」

春夏トレンドキーワード「ストリートランジェリー」

映画『セックス・アンド・ザ・シティ』魅惑の装い

【ガイドの最新情報】

宮田理江 公式ブログ 「fashion bible」
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで人気のレディースファッションをチェック!楽天市場で人気のレディースファッションをチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます