豪華絢爛!1920年代ファッション
ファッション界で長く続いたシンプル志向のミニマリズムな装い。それが、そろそろデコラティブな装飾のマキシマリズム時代へ様変わりしそう。そんな気分にぴったりなのが、ゴージャスなリッチ層の社会を舞台にした映画『華麗なるギャツビー』。2013年6月14日から全国ロードショーがスタートします。F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』を基にしています。舞台は1922年、摩天楼がそびえたつNY。「狂騒の1920年代(Roaring Twenties)」と呼ばれた1920年代のニューヨークは空前の好景気でした。アール・デコが一世を風靡し、ジャズをバックに、人々はダンスに興じました。
そんななか、レオナルド・ディカプリオ扮する謎の大富豪ジェイ・ギャツビーが忽然と現れます。宮殿のような大邸宅に暮らし、夜ごと派手なパーティを催す彼の正体を誰も知りません。実は彼は、対岸の屋敷に暮らす上流階級の人妻デイジー(キャリー・マリガン)のかつての恋人でした。この映画はギャツビーの悲恋をつづったストーリーです。映画の登場人物がまとう、気高くも退廃的なムードを漂わせるファッションは重要な見どころにもなっています。映画を観たら20年代スタイルをさっそく取り入れたくなるはず!?
【CONTENTS】
Page 1:◆豪華絢爛!映画『華麗なるギャツビー』
Page 2:◆摩天楼のようなフラッパースタイル
レッドカーペットに映える「ギャツビースタイル」
5月15日に開幕したカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに登場した豪華キャスト陣。ディカプリオは「カンヌは世界で最もエキサイティングなスポットの1つだと思う。この映画祭は 多くの映画の出発点でもあり、多くの映画が世界に発信される素晴らしいチャンスでもある。だからカンヌに来られて光栄だ」と述べました。
左からジョエル・エドガートン、バズ・ラーマン監督、エリザベス・デビッキ、キャリー・マリガン、トビー・マグワイア (C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
カンヌに続いて、5月22日には、オーストラリアのシドニーでワールドプレミアが開催されました。キャリー・マリガンはビスチェ風のセンシュアルなトップスが目を惹く装い。エリザベス・デビッキはクラシカルでコンパクトな上半身にきらめくイヤリングが印象的。バズ・ラーマン監督は「この映画は日本では受け入れられると思う。若い子がギャツビースタイルで原宿あたりを歩いてくれたら嬉しいな」と述べました。この夏はギャツビースタイルでレディー気分を盛り上げてみては。
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