家具メーカー系とベッドメーカー系の違い

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コンラッド東京の客室。シーリー社のベッドを採用。一流ホテルではメジャーなベッドメーカーの寝心地を体験できる(写真提供シーリージャパン)
一般の家具メーカーの大半は、自社でマットレスを製造していません。マットレスメーカーからの供給を受けています。一般家具メーカーのベッドを選ぶときは、マットレスの製造元を表示しているかどうかを見ましょう。

製造元を表示していない場合は、マットレスの品質が分かりません。家具メーカー系のベッドにはデザインのよいものが多いのですが、たとえ数十万円しても、マットレスの品質よりも、ヘッドボードなどにコストを掛けている可能性があります。もちろん一流のマットレスを採用している家具メーカーも多くあります。

一方、ベッド専業メーカーはマットレスを自社生産しているので、コストの大半はマットレスに掛けています。その分ヘッドボードなどのデザインや品質がいまいちな事もあったのですが、最近はよい物が増えています。

また、マットレスだけを販売するメーカーもありますから、一般家具メーカーのヘッドボードと、マットレスメーカーのマットレスを別々に買って組み合わせることも可能です。ただしサイズが合うかどうか、確認が必要です。
 

ご存じですか? ベッドのローテーション

コンラッド
ローテーション作業が軽減される「ジャパンプレミアム」シリーズ(写真提供シーリージャパン)
ベッドを長持させるには「ローテーション 」が必要なことをご存じですか。ベッドのローテーションとは、マットレスの前後の入れ替え、表裏の入れ替えのことです。ベッドメーカーは、3~4カ月に一度のローテーションを薦めています。つまり3カ月に一度マットレスの前後を入れ替え、次の3カ月で表裏をひっくり返し、次にまた前後を入れ替えます。

欧米では布団の上げ下げのような日常習慣になっていますが、日本ではまだ定着していません。広いとはいえないベッドルームで、重いマットレスをひっくり返すのは、かなりの重労働です。しかしローテーションをしないと、一部分にだけ力がかかり、寿命が減ります。

そこで最近は、ローテーションを軽減したベッドも開発されています。例えばシーリージャパンの「ジャパンプレミアム」は裏表をひっくり返す必要がないので(前後は入れ替える)、作業はだいぶ楽になります。
 

「ボトム」の効果はあなどれない。

マット
上から「トップ」「マットレス」「ボトム」の順に敷かれている
ホテルのベッドには、多くの場合マットレスの下に「ボトム」が敷かれています。ボトムとは、マットレスの下にあるもうひとつのスプリング層です。マットレスが直接板に敷いてあるよりも、より上質な寝心地が得られるといわれています。またマットレスの耐久性が向上し、寿命が延びます。

マットレスの上に敷かれた「ピロートップ」も、寝心地を大きく左右します(マットレスとピロートップは別々ではなく、通常一体になっています)。一概にはいえませんが、上質なマットレスは厚いものが多いのです。厚ければ厚いほど良い訳ではありませんが、ひとつの基準にはなります(ただし天然ラテックスのタイプなどは、スプリング式よりも薄い)。

外資系のメジャーなホテルでは、ベッドの寝心地に力を入れています。例えば、シェラトンホテルやコンラッド東京、フォーシーズンズホテル丸の内 東京、ラディソン都ホテル東京などでは、シーリー社のベッドを採用しています。世界的なホテルチェーンでは、各国のベッドの品質を揃える必要があります。世界で活動するビジネスマンに、常に変わらない寝心地を提供するためです。

これらのホテルでは、ベッドメーカーのブランドを表示している所もあります。ホテルに泊まった時に、その寝心地を確かめてみてはいかがでしょうか? 一晩寝てみると、そのベッドの本当のよさが確かめられるはずです。

次回は、ベッドルームのレイアウトについて解説します。

[DATA]
シーリージャパン・ショールーム
営業時間:月曜日~日曜日 午前10:00~午後7:00(年末年始は休業)
〒107-0061 東京都港区北青山2-13-5 青山サンクレストビル2F
フリーダイヤル:0120-770-366
※東京メトロ銀座線・外苑前駅のすぐそばです。

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