品の良い脂と引き締まった身の天然魚 「佐渡寒ブリ」
日本海の激しい潮流と冷たい海水で育った、美味しい魚の宝庫として知られる佐渡島。中でも、寒ブリは佐渡の冬の味覚として食通の間で評判です。ブリは成長するにつれ名前が変わる出世魚で、餌のアジやサバなどの群れを追いかけ、日本列島の周りを回る回遊魚でもあります。春に、北海道の沖合まで北上したブリは、水温が15℃を下回る11月頃から南下をはじめます。この南下途中の11月中旬から1月頃に、ブリは新潟沖を通過します。この時、佐渡の両津湾内の定置網に入るブリが「佐渡寒ブリ」と呼ばれるブランド魚となるのです。
「佐渡寒ブリ」の、美味しさは、何と言ってもその身に乗った脂です。養殖もののブリとは全く異なる正真正銘の天然魚ならではの、品の良い脂と引き締まった身が「佐渡寒ブリ」の真骨頂です。さらに、美味しさの秘密は漁獲された後の素早い処理があります。定置網から丁寧に揚げられると、船上ですぐに血抜きが行われ、海洋深層水でしっかりと活き締めされます。
こうして、10キロ・脂質15%以上のブリのみが「佐渡寒ブリ」として認められ、市場に出荷されるのです。
佐渡では、鮮度と美味しさにこだわったこの「佐渡寒ブリ」を市内の料理店でいただくことができます。「佐渡寒ブリ」の旨みや食感をそのままダイレクトに味わえるお刺身の他、鰤しゃぶ、照焼き、鰤大根など様々な料理として楽しむことができます。
■新潟県漁業協同組合連合会
住所:新潟県新潟市中央区万代島2-1
電話:025-243-3681
URL:http://www.van-rai.net/nigyoren/sakana/kanburi/kanburi.htm
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