ボールの重さで戻る反動で前へ押し出せれば、自然なフックがかかる
マイボールであれば、ボールの性質上勝手に曲がっていきますが、ハウスボール(ボウリング場に置いてるボール)ですと、重心がずれていないので、真っすぐ投げれば、真っすぐしか転がらないです。若い方が、「サム抜き」と言って、親指を入れないで投球したり、どちらも指を入れず、抱え込むように投げる投球もあります。実際アメリカのプロで、抱え込んで投げる方もいますので、NGとは言えないと思います。
さて、普通にフィンガー(ひとさし指・中指)とサム(親指)を入れて投げて、曲がるようにするには、投球したボールに縦の回転も必要ですが、横方向への回転が必要です。
手のひらにボールを乗せて、そのまま投球すれば真っすぐですが、ボールを落とす時にフックをかけるといいますか、腕首を内側へひねって投げる。そうすればボールに横回転が生じると思います。
タイミングが難しいなら、よく10時の方向とも言いますが、横向きにボウルを持ち手首をひねるなどの行動はせず、そのままバックスイングして、ボールの重さで戻る反動で前へ押し出す形で投げれば、自然なフックがかかります。
しかし、ハウスボールもレーンに塗ってあるオイルを掻き分けて進むほどの性能は無いので、曲げるとしたら、先に述べたサム抜きや、あとは、レーンの端はオイルが薄いところですので、その端からポケットへ向かって投げればよいと思います。
フックのコツは、力を入れてボールに回転を与えても、空回りするだけ。ボールの重さを使った、自然な投げ方でグリップが最大限にマッチしたときに曲がると思います。
実際、マイボールを持っている人のように、手前でぐにゃっと曲がる事は無いと思います。
ちなみにマイボールは、外へ膨らます投げ方が多く、センター近くから、脇のオイルの少ない板目へ向かって投げ、そこでグリップをもらい、今度ピン側のオイルの無いところでフックして、ストライクの出安いポケット(右投げだと1番・3番ピンの間あたり)にボールを入れる事が出来ます。