Theyskens' Theory(ティスケンス セオリー)
アメリカのロックシーン育ちのグランジだが、20年を経て角が取れた新テイストをまとった。反骨の志やストリートのしたたかさは受け継ぎつつも、2013年流は垢抜けた流麗さがベースラインを奏でる。全身をそろえてしまうのではなく、片方は優雅なムードに寄せて、微妙なずれ感を引き出したい。リラックス感漂うニットは、高雅な香気がこなれたネオグランジを伴奏を生んだ。スラウチなフォルムかつ、センタープレスのきちんと感ある表情深いパンツは、ニットとの質感の違いを際立たせる絶妙なスタイリング。
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