色々な色のボールペンが1本にまとまった「多色ボールペン」、ボールペンだけでなくシャープペンも入っている「多機能ペン」。このペンはそうした括りでいくと、そのいずれにも入りづらい。あえていうならば「多字幅ボールペン」ということになるのだろう。
「就活ボールペン」という商品名の通り、そもそもは就職活動をしている学生向けに作られたものだ。しかし、この便利さはきっとビジネスパーソンにも実感していただけると思う。
用途に応じて字幅を変える
セーラー万年筆 就活ボールペン
「3WAY」というタイプは、黒ボールペンの極細(0.5mm)、細字(0.7mm)、太字(1.0mm)の3種類の字幅が入っている。極細は手帳の記入用に、細字はノートやメモに、太字は宛名書きなどに使い分けられる。ボールペンの中で最も一般的な字幅と言えば、細字の0.7mm。ついついこの細字で色々な用途に使ってしまうが、字幅を使い分けた方が文字のバランスを整えてキレイに、そして気持ちよく書くことができる。
「3WAY」タイプには、黒インク一色の3種類の字幅が入っている。
私たちは、その時書いている字幅を瞬時に判断して書く文字の大きさを決めている。これは意識している、していないにかかわらず、ほとんどの方がある意味本能的に行っていることだと思う。たとえば極細の時はやや小さい文字、細字の時は中くらい、太字では大きくといった感じだ。
文字の中にあまり余白ができてしまうと見た目が美しくない。字幅によってそれを本能的に判断しているのだ。
一方で記入する書類によって書き込む文字の大きさも違ってくる。この就活ボールペンは、文字の大きさが変わってもバランスのよい文字が書けてしまう。
就活生にとって記入した文字は面接の時同様、その人の印象を左右するポイントにもなりうる。好印象を与える文字を書くというのは、なにも就活生に限らず、ビジネスパーソンにとっても重要だ。
この3字幅タイプの「3WAY」の他、ビジネスシーンでもよく使う赤ボールペン(細字)も加えた「4WAY」タイプもある。
「3WAY」の他、「4WAY」タイプもある。こちらは先ほどの3字幅に加え赤インク(細字)もセットされている。
この就活ボールペンを就活生だけのものにしておくのは、もったいないと思ったのは、「3WAY」、「4WAY」ともに一番よく使う細字(黒)の予備リフィルがボディの中に入っているところ。
「3WAY」、「4WAY」ともに黒インクの細字の予備リフィルがこのように備わっている
万が一、出先でインク切れとなった時にサッと対応することができてしまう。こういう発想はこれまでの多色ボールペンでもちょっと見たことがない。
シンプルなデザイン
クリップには「SHU KATSU」というロゴが印刷されているタイプの他、ロゴのないタイプもある。ロゴなしタイプであればビジネスパーソンでも使いやすい。「SHU KATSU」とロゴのあるタイプとロゴなしもある
そして、極細、細字、太字を繰り出すスライドノックは字幅が太くなるほどだんだんと色が濃くなるというスタイル。それに加えて、●印でも表されているので、わかりやすい。「極細」や「細字」などと標記されていないところがいい。
字幅は「●」(極細)、「●●」(細字)、「●●●」(太字」と直感的にわかりやすいインデックスになっている
ビジネスパーソンはこのロゴなしタイプの「4WAY」の方がしっくりとくると思う。
カラーバリエーションはブラック、ブルー、ピンク、スカイブルーの4色。「3WAY」、「4WAY」ともにロゴあり、ロゴあり、ロゴなしがある。「3WAY」367円。「4WAY」420円。
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