登山家やスキーヤーなどのプロ御用達の歴史を経て、
ラグジュアリーブランドへ
真冬はインナーとして使える上、春先からはアウターとしてへビロテできそうな「SHARI(シャリ)」は、ヒップが半分隠れる長めの着丈がどんな着こなしにも溶け込ませやすそう。 フロントはカジュアルなダウン使い、バックスリーブ・フードは異素材(ダウンなし)仕上げで、ファッションコンシャスなデザインにも引き込まれます。グログランテープのベルトでウエストを絞ると、印象的なAラインシルエットが生まれます。こちらも通常のトップスと変わらないほどの軽やかさを実感できます。機能とファッション性が融合した「ダウンを超えたダウン」は着こなしのバリエーションも広げてくれます。
首周り、前合わせ、袖・裾周り、ポケット口にシャーリングを施した トリミングがクラス感を放つノーカラー(襟)ジャケットは、ショルダーパッドがシルエットを整えてくれるから、オンスタイルにもなじませやすいはず。4つのパッチポケットがアクセントになっています。ゼブラ風のペイント柄が目を惹くプリントモデル(ショルダーパッドなし)は、アクティブなデザインがオフの着こなしに躍動感やドラマ性をもたらしてくれます。
1952年に「モンクレール」が誕生したのは、スキーリゾートで名高い、フランスのグルノーブル郊外に位置するアルプスの麓の村、モネスティエ・ドゥ・クレルモン。もともと登山グッズのメーカーだっただけに、品質は折り紙付き。さらに上の軽さや動きやすさをウエアに求める登山家、アスリートたちからの求めに答え、信頼を築き上げていきました。フランス人の登山家、リオネル・テレイの着想から始まったダウンジャケットはイタリアやフランスの山岳登頂隊に採用され、アルピニストやスキーヤーといったプロが頼りにするブランドとして評価を確立。ファッション化を推し進めた「モンクレール」は99年に初の春夏コレクションを発表し、モードなブランドとしてのポジションをも確かなものにしてきました。
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