予想外の出費にも慌てないように備える
月々の収支にばかり注目していると、見落としがちになるのが、「数か月に一度必要な費用(コンタクト代や化粧品代など)」「突然必要になる慶弔費、医療費」などの費目です。出費のタイミングに備えて毎月少しずつ費用を確保する
コンタクト代や化粧品代は「およそ何か月ごとに費用がかかる」という予想がつきやすいです。このような費目は、「コンタクト代を2か月で用意するには、1か月あたりどのくらい、お金を確保していくべきか」を計算します。計算した結果の費用を、月々の「医療費」「日用品費」などの袋から、あらかじめ取り出して、別に袋分けしてしまうと良いでしょう。必要な月に、必要額が用意できることになります。
予想しづらい出費に「予備費」で備える
慶事や弔事は突然、知らされることもあり、急病で医療費がかかることも、考えられるでしょう。そのために、一定額の「予備費」を確保しておきます。これらの「必要かどうか、直前までわからない費用」を、食費やレジャー費などと同じように考えて処理すると、家計管理がかえって混乱します。「緊急事態には予備費を使う」と、わけて考えるようにしましょう。
予備費に組み込む費用は?
予備費の計算には、慶弔費や医療費「だけ」ではなく、緊急事態の際にベビーシッターや家事代行を頼まなければならない人は、その費用も含めて確保しておくといいでしょう。予備費を使わなかったら預金する
たとえば、結婚式は特定の月に重なることもあります。そのような場合のために「予備費が残ったら銀行に預けて、次月の予備費は次月のお給料から確保する」ことをお勧めします。こうしておけば、結婚式が重なった場合も安心です。一方で「予備費は、初めから銀行に預けておく」というのは、あまりお勧めできません。弔事や急病などの際には、銀行に行く時間がないかもしれません。そのため、現金で一定額を確保しておくのが良いでしょう。