ミシュラン星付きシェフの特別メニュー
東急シアターオーブは「ミュージカル×観客×飲食」の一体化で生み出される楽しさにもこだわっていて、飲食も充実しています。劇場エントランス付近(ヒカリエ11階)の『シアターテーブル』は、ミシュランガイドで一つ星を獲得しているアロマフレスカの原田慎次シェフが監修するカジュアルイタリアン。コーヒー豆とマシンにこだわったスペシャリティコーヒースタンド『シアターコーヒー』も併設されています。そしてチケットを持っている観客しか入れないシアターオーブ内13階のホワイエには、地上約70メートルの高さから渋谷エリアの街並みを一望できるスタンディングバー『シアターバー』が。こちらもシアターテーブルと同じく原田シェフ監修です。観劇前や休憩中に気軽に、しかし本物の味をダイナミックな景色と共に楽しめる他にはない魅力的なバー。
『ピッコロ アンティパスト』(800円)は私が伺った日は「フォアグラのフランと無花果のキャラメリゼ サマートリュフ添え」と「カポナータ」の2種で、どちらも食べやすいミニサイズながら、一口で原田シェフの世界へ連れて行ってくれる味も印象的も濃厚なメニューでした。この他にもドリンクやケーキ、フィンガーフードのロールサンド『ピッコロ ピアディーナ』(400円)などがいただけます。
またシアターテーブル、シアターコーヒー、シアターバーでは、上演される演目とコラボレーションしたスペシャルメニューが期間限定で登場。例えばこけら落とし作品、ウエスト・サイド・ストーリー上演時には、原田シェフ考案の牛の希少な部位を使った『マンハッタンバベットバーガー』(1500円)や、アメリカ版お袋の味をアレンジした『マカロニ&チーズ』(1500円)がシアターテーブルに登場。
シアターバーにもその世界観を色で表現した鮮やかなドーナツ『ウエストサイドドーナツ』(320円)などが登場します。コラボメニューには今後も原田シェフが演目ごとにチャレンジしていくそうなので、ミュージカルを目と舌で存分に味わえます。
渋谷駅直結という便利なロケーションなので、仕事帰りにちょっとミュージカルという人も増えそうですが、隅々までこだわりが行き届いている劇場にはやはりお洒落をして向かいたいところ。劇場の下、ヒカリエの商業施設『ShinQs(シンクス)』はパウダールームが充実していることで有名なので、気持ちとメイク(衣装も?)を切り替え、大人の観劇に繰り出してはいかがでしょうか。
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■東急シアターオーブ
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階
TEL:03-3477-9111(Bunkamura)
アクセス:JR、東京メトロ、私鉄『渋谷』駅直結