球体の劇場、シアターオーブ
渋谷駅東口の人気商業複合施設『渋谷ヒカリエ』に、7月18日(水)、ミュージカル・音楽劇専用劇場『東急シアターオーブ』がオープンします。劇場の名前にもなっている『オーブ』とは、中世英語で“天球”という意味。ヒカリエの前施設・東急文化会館のシンボルでもあった五島プラネタリウムへのオマージュとして、新たな文化を発信していきたいという想いを込め、この名前が付けられたそうです。
名前だけでなく劇場そのものも天球。エントランスである11階から入場し、13階のホワイエから劇場の外壁を見ると、球体になっているのがよくわかります。銀色に輝き、なめらかなカーブを描くラウンドフレームをくぐると、深い青色の壁に黒い客席、そして差し色に白が使われている近未来的雰囲気の劇場が現れます。これは宙空の劇場の浮遊感を表現するために、空の“濃紺”と雲の“白”を効果的に使っているそうで、大劇場にありがちな暖色系の内装と一線を画すデザインになっています。
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