ヴィヴィッドカラーとセンシュアルレース
CARVEN 2012年春夏パリコレクション
CARVEN 2012年春夏パリコレクション
フェミニンな気分に誘ってくれるレース素材は、いつの時代も女ゴコロをくすぐるマテリアル。この春夏は特に人気を博し、レースをあしらったアイテムが街を華やがせています。官能的なレースの繊細さを大切にしつつ、ちょっとスパイスを効かせ、別のムードで着こなすのが新しいアレンジのポイント。はかなげで優美なレースにあえてネオンカラーを重ねてみたり、シャツやジャケットなどのマスキュリンなアイテムで合わせたりして、別の表情を引き出してみて。
「カルヴェン」の歴史は、マダム・カルヴェンこと、Carmen de Tommaso（カルメン・デ・トマソ）氏が創設した1945年にまでさかのぼります。オートクチュールの伝説的なデザイナーだったマダム・カルヴェンはパリ・クチュールの伝統を受け継ぎ、一時代を築きました。当時最も民主的なファッションデザイナーだったマダム・カルヴェンは、自分のような小柄な女性のために衣服を作った初めてのデザイナーとされます。ハーフカップをデザインするためにブラストラップを取り外したのも、彼女のアイデアだそうです。93年にデザイナーを引退しましたが、「カルヴェン」はその後、手の届く価格帯の現代的なプレタポルテコレクションをスタートして現在に至っています。
「カルヴェン」の輝かしい歴史と価値あるDNAを見事に継承した俊英、アンリ氏が若々しさとモダンテイストを加えて、「カルヴェン」の新しい魅力を発信しています。そのみずみずしく高貴なたたずまいはパリコレで今、最も評価の高いブランドに「カルヴェン」を押し上げました。女優エマ・ワトソンもテレビ番組に出演する際、「カルヴェン」のドレスに身を包みました。当代随一のファッションアイコンとされるアレクサ・チャンも「カルヴェン」がお気に入りだそうです。
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