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雑貨で楽しむ夏インテリア a.flat新作展示会(2ページ目)

アジアンテイストにモダンをプラスしたオリジナル家具が人気のa.flatで、タイ雑貨プロジェクトが始まりました。上質なのに気さく。そんな雰囲気の雑貨はインテリアのセンスアップにおすすめ。人気スタイリストさんのコーディネートも要チェック!

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

a.flatのタイ雑貨プロジェクト 

今回発表されたa.flatのタイ雑貨プロジェクトには、5つのカテゴリーがあります。山岳民族のカレン族が作るソップモエアーツの織物、プラニー工房の繊細なバンブークラフト、スタジオネンナーで染められるファブリック、タイ王族の支援で技術を身につけたドイトゥンのラグ、タイ王室御用達の細かな細工のリパオのカゴ。いずれのアイテムも、素朴ながら、どこか都会的な雰囲気を持ち合わせています。

a.flatのタイ雑貨プロジェクト

左:Studio Naenna(スタジオネンナー)のクッションカバー(5040円)、(Baan Khum Pranee)プラニー工房のラウンドバスケット(5250円~)など、繊細で優雅で、どこか心なごむ素朴さもある、a.flatのタイ雑貨プロジェクト。ラウンドバスケットはグラデーションがついていて、それがまた素敵。右:プラニーのベース1万8900円は、ガラスや陶器のベースの外側に、模様を描きながら全体に竹を編み込んでいくという高度な技が必要です


これらは、雑貨プロジェクトのディレクターさんがタイの工房を訪ねた際に出会った手仕事の品々。一部はオリジナル商品ですが、実はほとんど現地で生産されてきたもの。生産といっても、すべて手仕事なので量産はできません。どれも作りが丁寧で、アートとクラフトの境目にあるような感じと言えばいいでしょうか、モノ自体がすごく整っていて美しいのです。

a.flatのタイ雑貨プロジェクト

左:カレン族の人たちが、自分たちが着るために織っていたファブリックを、洗練された雑貨に応用。右:プラニーのカゴ。こちらは参考商品です。ちょっと個性的な編み方で、存在感があります


タイという国は貧富の差が激しく、暮らしていくため、好ましくない仕事に手を出さざるをえなかったり、家族が離散してしまうようなことが、まだあります。そういった人たちに、その土地の材料を使って、先人の知恵を受け継ぎながら、健全な仕事をこなし、技術を磨き、自立して暮らしていけるように支援する動きがあり、この5つのカテゴリーの幾つかも、そういった側面を持っています。

でも、かつては貧しさの中にあった人たちも、今は美しいプロダクトを作りながら、誇りを持って暮らしていける。それは、単に「支援しよう」という善意で成り立っているのではありません。そこで作られるものが、本当に素敵だから。この雑貨プロジェクトが店頭に並ぶのは今年9月で、展示会当日にお買い物ができなかったことが、本当に残念なのです。

さて、アイテムはまだ買えなくても、展示会のコーディネートも素晴らしかったのです。次のページでは、このコーディネートから、雑貨を使った夏インテリアのヒントを解説します!
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