ケアンズに生息するマングローブをリバークルーズ

トリニティインレット

ケアンズの入り江「トリニティインレット」をケアンズからクロコダイルファームまでリバークルーズ (c)Crocodile Explorer

トリニティインレット

トリニティインレットに生息するマングローブを抜けながら野生の動植物を観察 (c)Crocodile Explorer

今回ご紹介するリバークルーズは、マングローブが生い茂る入り江から、周辺の動植物を観察しながら支流の先にあるクロコダイルファームを目指すというもの。所要約3時間のツアーです。

面積が300平方キロメートルに及ぶこの入り江、トリニティインレットは、34キロの水路と39平方キロのマングローブをカバーする広大な入り江。


 
リバークルーズ

ケアンズの入り江をクルーズするボートは大きなワニのロゴが目印

ボートの中から、あるいは天候の良い日はデッキに出て、外の景色を楽しみます。ボート内ではコーヒーや紅茶、簡単なスナック類や果物も用意されているので快適に楽しむことができます。

出発点になるリーフターミナルを出ると、まずはベイ沿いに建つピアマーケットにホテル群などを眺めながら船はゆっくりと進んでいきます。

 

リバークルーズ

ターミナルを出発するとベイ沿いに建つホテル群が一望できる (c)Crocodile Explorer

クルーズにはガイドさんも乗船し、日本語での説明もあるので英語ができなくても楽しめます。

 

イリエワニや野鳥が生息するマングローブ

イリエワニ

マングローブの根の付近で静かに頭を出している野生のイリエワニ(左下)

マングローブにはタコの足の様な根を張る『レッドマングローブ(日本名:ヤエヤマヒルギ)』、根っこが太くて短い『オレンジマングローブ(日本名:オイルギ)』やブーメランの材料にも使われるオーストラリア固有の『イエローマングローブ』などが生息しています。

タイミングがよければ、入り江に生息する『イリエワニ』や『クロサギ』、ワシやタカの仲間『ミサゴ』といった野鳥を観察することもできます。素人目ではなかなか見つけることができなくても、オーストラリア人船長には遠くのワニなども見えるようで、ガイドさんが場所を教えてくれ、動植物の説明をしてくれるのでご家族で参加してみるのもオススメです。

ケアンズ・クロコダイルファーム

ワニ

体長4メートル、90歳の長寿ワニ。ワニ園には約200匹のワニが生息する

さらにボートを進めると入り江の支流の先にあるケアンズ・クロコダイルファームに到着。オーストラリアにある商業用ワニ園としては最大規模を誇り、1995年に開園されました。

このケアンズ・クロコダイルファームには約200匹の飼育されているワニと2万匹の養殖用のワニがいます。養殖用のワニは人間に危害を加える恐れがあるために捕獲されたものがほとんどで、革目的のために育てられています。ワニにとっては30度の気温と28度の水温が最適なため、ケアンズの暖かい気候がワニの飼育にも適しているそう。

養殖ワニ

養殖のために飼育される4歳までのワニ

ワニは比較的寿命が長く、ここのワニ園で飼育されているワニの中にも体調4メートル、なんと90歳のご長寿おじいちゃんワニもいます。ただし、養殖されているワニは4歳程度で処分され、肉は食用に、革は輸出されます。さらに血液はガンのリサーチに使われるなど、ワニのすべての部分が有効に使われています。 

ここで養殖されるワニ革のクオリティは高く、ヨーロッパ方面にも輸出。エルメスの超高級バッグ、バーキンは15匹分の皮を使用しているそうです。

ちなみにオーストラリアのお店で販売されているワニ皮製品も購入証明書をもらえば、ワシントン条約に抵触せず、日本にも持ち帰ることができます。購入するときにはお店で相談してみてください。

クロコダイルファーム見学のあと、ケアンズまでの帰路は約30分間のバスでの移動。道中はサトウキビ畑や山々の景観、昔ながらのクイーンズランダーと呼ばれる高床式住居の民家などが見られ、のんびりとした風景も楽しめます。

<DATA>
Crocodile Explorer 
住所:Reef Fleer Terminal, 1 Spence Street, Cairns QLD Australia 4870
ツアー電話予約:+61-(0)7-4031-4007
Email:info@crocodileexplorer.com.au
ツアー出発:9:30、13:30(約3時間)
ツアー料金:62オーストラリアドル(4~14歳は半額、3歳以下は無料)、その他家族料金も有

【取材協力】
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