ケアンズに生息するマングローブをリバークルーズ
ケアンズの入り江「トリニティインレット」をケアンズからクロコダイルファームまでリバークルーズ (c)Crocodile Explorer
トリニティインレットに生息するマングローブを抜けながら野生の動植物を観察 (c)Crocodile Explorer
面積が300平方キロメートルに及ぶこの入り江、トリニティインレットは、34キロの水路と39平方キロのマングローブをカバーする広大な入り江。
ケアンズの入り江をクルーズするボートは大きなワニのロゴが目印
出発点になるリーフターミナルを出ると、まずはベイ沿いに建つピアマーケットにホテル群などを眺めながら船はゆっくりと進んでいきます。
ターミナルを出発するとベイ沿いに建つホテル群が一望できる (c)Crocodile Explorer
イリエワニや野鳥が生息するマングローブ
マングローブの根の付近で静かに頭を出している野生のイリエワニ(左下)
タイミングがよければ、入り江に生息する『イリエワニ』や『クロサギ』、ワシやタカの仲間『ミサゴ』といった野鳥を観察することもできます。素人目ではなかなか見つけることができなくても、オーストラリア人船長には遠くのワニなども見えるようで、ガイドさんが場所を教えてくれ、動植物の説明をしてくれるのでご家族で参加してみるのもオススメです。
ケアンズ・クロコダイルファーム
体長4メートル、90歳の長寿ワニ。ワニ園には約200匹のワニが生息する
このケアンズ・クロコダイルファームには約200匹の飼育されているワニと2万匹の養殖用のワニがいます。養殖用のワニは人間に危害を加える恐れがあるために捕獲されたものがほとんどで、革目的のために育てられています。ワニにとっては30度の気温と28度の水温が最適なため、ケアンズの暖かい気候がワニの飼育にも適しているそう。
養殖のために飼育される4歳までのワニ
ここで養殖されるワニ革のクオリティは高く、ヨーロッパ方面にも輸出。エルメスの超高級バッグ、バーキンは15匹分の皮を使用しているそうです。
ちなみにオーストラリアのお店で販売されているワニ皮製品も購入証明書をもらえば、ワシントン条約に抵触せず、日本にも持ち帰ることができます。購入するときにはお店で相談してみてください。
クロコダイルファーム見学のあと、ケアンズまでの帰路は約30分間のバスでの移動。道中はサトウキビ畑や山々の景観、昔ながらのクイーンズランダーと呼ばれる高床式住居の民家などが見られ、のんびりとした風景も楽しめます。
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■Crocodile Explorer
住所:Reef Fleer Terminal, 1 Spence Street, Cairns QLD Australia 4870
ツアー電話予約:+61-(0)7-4031-4007
Email:info@crocodileexplorer.com.au
ツアー出発:9:30、13:30(約3時間)
ツアー料金:62オーストラリアドル(4~14歳は半額、3歳以下は無料)、その他家族料金も有
【取材協力】