古民家/古民家探訪

築70年古民家のビフォーアフター[新井薬師の家](4ページ目)

再建築不可という条件をプラスにとらえて、築70年の古民家に住み続けることを選択した若夫婦と、快適な日常生活を営むための設計を託された敏腕インテリアデザイナーによる、昭和の雰囲気を残したリノベーションです。

執筆者:川畑 博哉

寝室で古民家らしさを味わう


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寝室
1. 十字に交差する丸柱が寝室の高天井に横たわる。
2. 階段室の踊り場から収納スペースを見る。
3. 階段上の北窓から光が室内に差し込む。
4. ワーロンを貼った収納の障子戸。上には縦格子の奥にエアコンが隠れている。
5. 正面からは庭の緑と外の光がふんだんに入り込む。
6. 以前は六畳間が居間として使われていた。


2階の寝室は、屋根の形がそのまま現れた三角の高天井の下に、既存の丸太の梁がむき出しになったフローリングの8畳間です。窓はアルミサッシュですが、外側には新たに木製のバルコニーが付けられ、古い障子戸を再利用した引戸を閉めると、室内は一気に昭和の趣に彩られます。2階の外壁は下見張りを残し、内側の壁と屋根に断熱を施して、いっそう過ごしやすい部屋になっています。

◆建築データと建築家プロフィール


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