相続・相続税/相続・相続税関連情報

相続税大改正・大増税の対策2 現状把握

相続税対策の手順は、まず現状把握し、次に相続税対策を列挙し、そして対策の実行と効果を確認します。今回は、現状把握を紹介します。

執筆者:加藤 昌男

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相続税大増税で対策が必要に

相続税の概算はここを読めばバッチリつかめます

相続税の概算はここを読めばバッチリつかめます

2011年の税制改正で相続税は大増税になりました。これにより本格的に相続税対策が必要になりました。しかし、どのようにしたらいいのか? 分からないことばかりです。前回は、相続税対策の手順と対策を紹介しました。今回は、上記の中の「現状把握 相続税の概算をつかむ」を詳しく紹介します。将来の相続の対策ですので、相続税法は、改正後のものを適用します。

なお、相続税対策の手順は次の通りです。
1.現状把握 相続税の概算をつかむ
2.相続税対策を列挙
3.対策の実行と効果を確認

ざっくりと現状把握 相続税の概算をつかむ

相続財産がどの位なのかをざっくりと現状把握をします。何千万円単位の把握でも結構です。相続税は、相続発生時の財産・法令によります。従って細かく評価する必要はありません。ざっくりと把握します。

金融資産の評価

現預金・上場株式の評価は、現状の残高で評価し何百万円単位で計算に入れればいいでしょう。

死亡保険金・死亡退職金は、それぞれの非課税枠※を控除した後の金額を使います。
※死亡保険金の非課税枠 500万円×法定相続人(未成年者・障害者・同一生計親族に限る)の数、死亡退職金の非課税枠 500万円×法定相続人(保険金のような限定はない)の数
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