エアリー&リラックス気分に酔いしれたい
2011春夏NYコレクション【前編】
NYファッション界の大物、米VOGUE編集長のアナ・ウィンター氏(左)を会場内でキャッチ。そして、NYコレクションに毎シーズン訪れてきた仏VOGUE編集長のカリーヌ・ロワドフェルド氏がガイドにスマイルを向けてくれました。カリーヌさんの辞任ニュースが入り、もう次回からお会いできないのが残念!
軽やかフォルムが復権し、エアリー&リラックスが春夏のキートーンに。手堅い印象だった「ミニマリズム」が台頭した秋冬ファッションとは一転し、風をはらむソフトなフォルムが主流になる今シーズン。ロング&リーンなシルエットやエレガントなショートパンツ、ホワイトで覆い尽くすコーデなど、話題を呼んだ春夏ファッションを、【後編】と合わせてご覧ください!
【CONTENTS】
Page 1:◆オールホワイト
Page 2:◆カウガールミックス◆バレリーナ
Page 3:◆ショートパンツ◆バルーンミニ
Page 4:◆ワイドパンツ◆イージーパンツ
Page 5:◆新デニムスタイル◆キレイめストリート
オールホワイト=上級おしゃれ方程式
■ALEXANDER WANG(アレキサンダー ワン)
ALEXANDER WANG 2011春夏NYコレクション
風はらむエアリーな白一色の装いがランウェイを染め上げた2011年春夏。しんなりと垂れ下がるようなロング&リーン仕立ての服がフェミニンとマニッシュを同居させている。立体パズルのように複雑に交錯しつつ、スラウチに着崩した感が絶妙。風が肌を吹き通るようなたっぷりめのパンツやブルゾン風ソフトジャケットなどの新アイテムに惹かれる。
■Calvin Klein(カルバン クライン)
Calvin Klein 2011春夏NYコレクション
白系の微妙な濃淡をレイヤードのアクセントに生かし、丈の異なる重ね着で立体的なバランスを組み立てた。襟なしジャケットと、空気感を含んだドレーピーなパンツのアンバランス感ある組み合わせが新鮮なムード。重ね着するスタイリングで、涼しげな表情を生んでいる白コーデは、清潔感や凛々しさを引き出してくれる今シーズンの注目ルックに。
■REED KRAKOFF(リード クラッコフ)
REED KRAKOFF 2011春夏NYコレクション
ミニマルでシャープなフォルムは、いさぎよい白と波長が合う。グラディエーターを連想させる袖なしルックは、機能美とシャープネスが両立。スポーティーな表情ながらも、シースルーやスリットなどでフェミニンな薫りを忍び込ませた。スリーブレスのロングジャケットや、タイトでコンパクトなトップスで縦長のシルエットを心がけて。
次のページでは、カウガールミックス&バレリーナ!