レディースファッション/ファッションスナップ

「H&M」を徹底解剖! スウェーデン本社取材ルポ(3ページ目)

世界最大のアパレル企業として知られる大人気ブランドがスウェーデン発の「H&M」。ガイドがストックホルムの「H&M」本社に取材に行ってきました!本場スタッフの着こなしから、日本未上陸ブランドまで、盛りだくさんの内容は必見&保存版です。

宮田 理江

執筆者:宮田 理江

レディースファッションガイド

H&M本社スタッフの着こなし【パンツ編】


◆モノトーン・スキニー
全身をモノトーンでまとめる着こなしが街のウィンドウディスプレイでも多く見られたストックホルム。H&M本社スタッフのファッションにもモノトーンスタイルがいっぱい。スキニーパンツに合わせ、全体をコンパクトにまとめたり、ウエストを強調したフォルムや、シンプルエレガンスにまとめたスタイリッシュな北欧流スタイルは参考になりそう。

 

H&M本社スタッフ

ロングTシャツ&コンパクトジャケットのレイヤード技


 

H&M本社スタッフ

カットソーの上からベルトでウエストマーク



◆リラックス系パンツ
股上やもも周りが緩やかなパンツはモードスタイルに仕上げやすい格好のアイテム。ポイントは細ベルトでのウエストマーク。ハイウエストを強調してフェミニンに着こなしたい。足元はエレガント靴で合わせて、パンツとのギャップを見せれば、おしゃれムードが立ちのぼる。

 

H&M本社スタッフ

グラフィカル柄パンツに好相性のライダースジャケット


 

H&M本社スタッフ

ゆる系パンツにレトロブラウスでクラシックモード


■H&Mのサステナビリティー(持続可能性)、社会的貢献、環境責任

今のおしゃれに欠かせないのが、環境や人権などに配慮する崇高なポリシー。H&Mは自然を尊重する環境目標を掲げ、環境への負荷を抑える「サステナビリティー(持続可能性)」に目配りを欠かしていません。人々が危険な化学物質を心配することなく、安心して商品に触れることができるように、生産過程での多数の化学物質の使用を禁止、制限しています。「2020年にはH&Mのすべてのコットン素材を、サステナブルなオーガニックコットンに変える」と、プロジェクト方針も本社幹部から語られました。

良好な労働条件の下で労働条件に配慮した生産を進めるという企業責任も果たしています。社内には労働関係の基準が満たされているかどうかをチェックする専門職が設けられており、労働者を押さえつけてコストを抑えるような仕組みは排除されているのです。


次のページでは、スカート&ワンピのスタッフ着こなし!

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