ネットオークション/オークション詐欺にあったときは

オークション詐欺にあったらやるべき事(3ページ目)

オークション詐欺に遭ったら、自分を責めて忘れようとしたり、途方に暮れていちゃダメ。補償や被害届、他の被害者への連絡など、やるべき事はたくさんあるのです。

執筆者:堀切 美加

銀行に組み戻し手続きを依頼する

お金を振り込んでしまったとしても、相手の口座に預金残高があり、振込先の銀行が受取人に連絡し中止を了解すれば、振り込みをキャンセルとすることができます。これが組み戻し手続きです。手数料がかかりますが、入金したATMのある金融機関の窓口で手続きをすると、相手の口座に預金残高がある場合は、振り込んだ金額が戻ってきます。

受取人が組み戻しに了解するとも思えませんが、事件になり、警察が介入し、口座を凍結すれば組み戻される可能性がでてくるそうです。

組み戻しは、詐欺に対して銀行が補償をしてくれるものではありませんし、返金でもないので、残高がないなどの場合や、銀行の規定により、手続きができないことが多く、あまり期待はできませんが、黙っていてはいけません。組み戻される例もあるので手続きをしましょう。

○組み戻し手数料の例)

  • イーバンク銀行 840円
  • ジャパンネットバンク 630円

その他やっておきたいこと

○他の被害者と連絡を取る

オークション詐欺は他の詐欺と違って、被害が広域にまたがり、操作や被害者の活動がしにくい、ということがあります。しかし、その分ネット上で連絡を取りやすいので、他の被害者と連絡を取り、情報収集をしましょう。

  • 評価欄を見る
  • 他の被害者に連絡を取ってみる
  • 検索をしてみる
  • 詐欺を扱っているサイトをのぞいてみる

被害者の会などが結成された場合、評価欄に記載される可能性があります。また被害者として書き込みをしているユーザーのユーザーIDの後ろに @yahoo.co.jp をつけることで、メールが届いて連絡がとれるかもしれません。また、詐欺を扱っているサイトで情報収集ができるかもしれません。

詐欺に遭ってしまったことは残念ですが、負けてはいけません。できるだけのことをして、自分や他の人の被害を小さくしましょう。

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