子どもの「お片付け力」を育てる、3つのポイント
ちいさな子どもに使ったものを元に戻す習慣をつけさせ、なおかつ、それが楽しくできるようにさせるには、いくつかのポイントがあるそうです。●ポイント1 まずは「片付けた」という視覚的な満足度が重要
最初からあれこれ完璧にできる子どもはいません。目の前をとりあえずきれいにするのは、お片付けのトレーニングの第一歩 |
「順序よく、というのはひとまず置いておいて、お片付けについては、目の前がきれいになった! という満足感を優先しましょう」と工藤店長。つまり、収納場所はあちこちに分散させない方が、次のステップに進みやすくなる、ということなんですね。
●ポイント2 基本は収納ステーション、成長に従って買い足しを
上に書いたように、小さいうちは収納グッズをバラバラと揃えても使いこなせないことがあるので、「ここに片付けるんだよ」という収納ステーションがあると良そうです。最初はメインの収納をひとつ。モノが増えてきた頃に用途に合わせて家具を買い足すのが、コーディネートの面でも賢いお買い物術。
小さいうちは写真左のような収納ステーションでもOK。片付けられる範囲が広くなった頃に同じシリーズで買い足しをすると、お部屋がちぐはぐな感じになりません。子ども部屋でも、トータルコーディネートは大切です |
買い足しの時に「シリーズが廃盤になって入手不可能」という事態は、ヨーロッパ各国で使われているCilek社の家具ではめったにないので安心です。使い勝手を良くするためのリニューアルは頻繁に行われるのですが、シリーズ家具として並べたときに違和感がないよう、インテリアの面には充分な配慮がされています。
●ポイント3 「見て分かる」お片付けのルール
お片付けの基本は、出したモノは決めた場所に戻す、ということ。その定位置を分かりやすくしてあげることは、子どものお片付けの習慣を付ける鍵のひとつ。できれば、動作の延長上にしまえるのが良いです。学校のアイテムなら学習机の近く、女の子のアクセサリーは鏡のそば、という感じですね。
Adventurerシリーズのパソコン対応デスク(74,550円)はサイドにマガジンラックがついていていて機能的。Cilek社の家具は、使う場所の近くにしまう、という収納の基本を家具に組み込んでいます |
Cilek社の家具は、ぱっと見ていかにも「収納!」というタイプではありませんが、子どもが使うシーンを考えて作られているため、とても機能的。机の上に小物を入れるトレイがついていたり、サイドにドリルなどを入れるポケットがあったり。お片付けを促す仕掛けが見えるので、ルールもわかりやすい。こういったお片付けの経験を積み重ねることで、整理整頓が習慣化していきます。
子ども部屋の作り方についてもっと詳しく知りたい方には、ストロベリーキッズのファニッシングアドバイスの利用をオススメします。一日一組限定なので、ご予約の上、お出かけを。
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