12ハウスの支配星が第12ハウスにある人の心のサードスペース
未知なるものの真の静寂
この静寂に心が包まれているとき、精神は安定する。この静寂はどこから来るのか?探求する好奇心も強い。この独特な感性でとらえた神秘的なパワーで他者の心を惹きつけ、受け入れる絶大な包容力を持ち、周囲を癒すことができ、その実感を感じているとき本人自身も心が満たされる。
精神的特徴として、本人が自然に醸し出す神秘性は、人類や宇宙がなぜ存在するのか?考えていこうとする科学的なアプローチではなく、考えるより感じることに重要性を見いだした結果、生じるものである。
興味深いのは、他者理解の第1歩は他者の模倣から始まるのが常だが、その表面的な同化は同時に、魂の複製の不可能性を知る結果を招かざるを得ない。しかし、単なる一方的な包括による包容力で他者の心を包み込むのではなく、あくまで魂レベルでの理解の限界に挑み続ける精神的な姿勢は神の領域のそれに通ずると言って良いだろう。そのような労苦が、労苦にならず、逆に本人の心のパワーを増強させ、活性化するということは強靱な精神力を運命から授けられていることを意味する。
ただ、その宿命と呼んで差し支えのない運命のパワーに本人が目覚めるか否かは別の問題である。そういった意味からは、最もサードスペースに関する理解が人生上で重要なタイプのひとりかもしれない・・・。
12ハウスは、心のサードスペースの根本を司る場所でもあるのだから。