12ハウスの支配星が第11ハウスにある人の心のサードスペース
シンパシーの共有
共感を分かち合える対象としての不特定多数の友情。そのハブ的構造の中心に自分の立場があるという実感。このように、この友情の形態は1対1と言う限定条件は必要としない。わかりやすく言えば、情報の発信源的なつながりの中心からメッセージを送り、そのつながり自体を強く広く進化させていく意志。この実現の渦中にあるとき心は安定する。
精神的特徴として、自分を中心に出来上がったコミュニティーのメンバー相互の心のつながりに特に深さは求めない。また、コミュニティーのメンバーが必要とする情報の濃度によって相互関係のフォースは必要な分、強くなり、ポピュラリティーを得れば関係の輪は広がっていくという、自然な成り行きに抗うことはない。
だから、友情と呼べるものの根源に根ざすものは何か?その探究は重要である。
興味深いのは、
友情を深めるための意志
友情を広めるための意志
このふたつの根本的な違いについて、本人自身が内面的な試行錯誤のなか幾たびも悩み、そのプロセスの渦中で様々なモデルを形成し試し、壊し改良し・・・と、人知れず試み続けている心の営為である。
裏を返せば、「シンパシーの共有」を求めるが故の孤独をどのように解決していくか?心のサードスペースの観点から見ても重要な課題であり、コミュニケーションの新しいモデル形成を考えていくと人類最大のテーマのひとつへのチャレンジと言うこともできる。このチャレンジに関する意欲が高まっているとき心は活き活きと創造性を発揮する。