12ハウスの支配星が第3ハウスにある人の心のサードスペース
心が本当に落ち着くのは
「書くこと」
考えや悩みなどなど、とりあえず、書き出してみると考えもまとまり、悩みの核心も見えてくる。発想の元にある思考と書くという行為が密接に結びつており、一般的な「考える→記録する」と言うプロセスではなく、書きながら無限に発想そのものが広がっていくとき、心は健康で活発な状態にあると言える。
精神的特徴として、書くことは単なる記録という意味以上に重要な要素を持ち、その行為自体が精神の基本バランスを整えるパワーを持つ。
「書くこと」= 記録 ではなく、書くことは創造の根源になる。
また、この心のバランスの整理が時間の制約等でできないとき、生活の効率は低下し、仕事もはかどらない・・・未来への指針までも見失いやすくなる。
興味深いのは、「書くこと」に関する心の欲求を表現に用いたとき。
それは写真でも絵画でも書でも、音楽や舞踏ですらその表現の根幹に言葉によるメッセージが宿っていると言うこと。こういった独特の創造のプロセスは一般的な芸術表現の無言のうちに何らかの形が生じてくる手法とは趣がことなり、ある意味明確な心の表現として、表現を受け取る側に言葉のメッセージを寸断なく与えるパワーを持つ。
12ハウスの支配星が第4ハウスにある人の心のサードスペース
心が本当に落ち着くのは
「家」
これは単に家庭を築くと言うのではなく、心の中に精神の住処のひな形を持っているという意味。もちろん、実際の家もその具現化の一端を成している場合が多く、仕事場もその例外ではなく何かと自分が安らげるペーストに染めたがる傾向が強いので、自分の主な生活圏がそういう、「マイ・テリトリー」的な要素を多く含む環境であればあるほど、心の安定が得られやすい。
精神的特徴として くつろげないと実力を発揮できないので、現実的な「場」と内面の「架空のくつろぎの場」とのつながりは重要である。
言うまでもなく、この感性は対人関係にも当てはめられ、同じ仕事をするスタッフのなかに、必要以上に緊張感を与える者がいると、本来の持ち味が発揮しづらい。しかし、このことは仕事に対して、甘い考えであるとか、怠惰であるとか、という意味合いではなく、上下関係的な指示系統のなかでは息が詰まりやすい精神的な傾向を持ち合わせているという意味である。同列的な関係の中でのチームワークや、特にリーダーシップにおいては持ち味を発揮しやすい。
「家と言う概念」の持つ中心性について考えていけば、この心のスペースの意味や特徴がわかりやすいはずである。
また、このように生活空間も自分流にアレンジできないと、心のバイオリズムが乱れやすく、自分の精神ペースが維持できなくなり、精神的に追い詰められてしまう。