1923年9月の関東大震災から既に85年も経過していることを考えれば、東京直下型地震の可能性もにわかに現実味を帯びてきます。
多くの人命を奪い、甚大な経済的、社会的被害を及ぼす地震。事前に予知する事が出来れば被害をある程度予防する事は可能ですが果たして・・・
今回は地震予知の話題にせまります。
地震の予知は出来ない!
昔の中国では龍が地震の到来を知らせてくれました |
しかし、日進月歩で高性能化するコンピューターの演算能力や情報処理能力、或いは衛星観測の発達などを考えると、もしかするとほぼ正確な予知が可能な態勢が既に出来上がっているのかもしれません。たとえそうだとしても、経済的、社会的なインパクトを考えるとおいそれとは公表するわけにはいかないのでしょうか。
いずれにせよ、現状私たちが科学的な裏づけのある正確な地震予知の情報を得ることは困難です。そこで、今回はあえて非科学的?な地震予知に関する情報をまとめてご紹介してみたいと思います。
昔の大陸では龍が地震を予知してくれた!?
中国大陸では、地震は古くから洪水と並んで最悪の天災の一つとして恐れられてきましたが、地震予知のためのユニークな道具が活用されていました。大きな器の縁の数箇所に水を溜めた口の中に珠を浮かべた龍の頭が取り付けられたものです。大地の微妙な震動が、龍の口の中の水を波立て、一つ以上の龍の口から珠が流れ落ちると、それは近いうちに地震がやってくる前兆と見做されます。
1556年1月に起きた山西の大地震の際に、この道具の有効性が発揮されたようですが、残念ながら被害を事前に防ぐまでには至らなかった様です。
これは、大地震の前触れとして大地に振動が引き起こされる現象を利用したものですが、現代使用されている地震計の役割を備えた器具と言えます。
占星術による地震予知?
古代から多くの人たちが占星術を使用して天災の予知を試みてきましたが、地震もその例外ではありません。占星術で地震を正確に予知することはもちろん不可能ですが、地震が起きた場所と時間の天体図を調べて見ると、いくつかの地震においてはある共通点が見られます。
アストロロジー研究家のEd Tamplin氏の調査によれば、過去のマグニチュードランキングトップ14に入る歴史的大地震が起きた場所と時間のホロスコープを比較した結果、11の地震において、複数の惑星が黄道十二宮の一か所に固まって位置するという現象が見つかったそうです。
例えば、2004年12月のスマトラ沖大地震においては、八つの惑星が一つの宮に固まって位置されていました。惑星の配置の偏りがなんらかの影響を地球に与えていたと推測出来るようです。
また、12の地震において、月は北半球に土星は南半球に位置していたというパターンについても説明しています。詳細はこのサイトをご参照下さい。
次のページでは、関東大震災のホロスコープ分析に加えて自然現象から地震の可能性を知る方法です。