昔から「馬肥ゆる秋」といわれていますが、秋はたくさんの食材が出回り、わたしたちの食欲もがぜん旺盛になります。
そんな秋の食卓に、是非お勧めしたいのが、運気アップ効果満点のそば。今回は、開運食材そばの話題です。
そばは日本最古の穀物!
縄文時代の初期には既に栽培されていたそばは栄養満点 |
秋の新鮮な食材の中で、こと開運という観点から特に注目したいのがそば。それにはちょっとしたわけがあります。
ここ数年来、そばは、ラーメンの人気におされがち。でも、その栄養価や開運効果を考えると、絶対おすすめです。
そばは、日本で最も古い作物といわれ、縄文時代の初期から栽培されたと考えられています。そして、このそば。あまり土壌を選ばず、成長が早く、短期間で育つという特徴を備えています。そのため、海外でも積極的に栽培され、食材として重宝されて来ました。
さて、そばは、収穫の時期により、夏そばと秋そばに分けられます。夏そばは、九州で6月中旬頃から、北海道では8月中旬くらいには収穫が終わるもの。一方、秋そばは、北海道が一番早くて9月中旬、九州では、11月中旬頃の収穫となります。一般的に、新そばとよばれるのは、収穫したての秋そばのことです。そして、秋そばは、日照時間が長く、色・味とも夏そばより優れています。
そんな秋そばは、古代の大地のエネルギーを脈々と受け継ぎながら、太陽のエネルギーもたっぷりと浴びて収穫される自然エネルギーの塊なのです。
そばが特別なわけ?
さて、そば以外でも、日本には、古来、素晴らしい作物は、沢山あります。ところが、そばには、そばを特別なものにしている、他の作物にない秘密が隠されています。そばの花は、めしべが長く、おしべが短く、花粉粒の大きい「長柱花」と、めしべが短く、おしべが長く、花粉粒の小さい「短柱花」がありますが、通常の作物が1種で受粉を行って結実するのに対し、そばは、この二種類を昆虫によって受粉させないと結実しない仕組みになっています。
これを、エネルギーという観点から見た場合、そばには、他の作物に比べ、エネルギーの源泉が多様で、それだけ、わたしたちにバラエティに富んだエネルギー(単にカロリーという意味ではありません)を与えてくれる事になります。
そばが、昔から、修行僧の常備食として、重宝されてきたのも、これでうなづけます。
次のページではそばの効用と活用方法です。