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JSP-Portrait-浅野秀和

・・・人々の望みを託した神様やそれを信じる人間はとても美しいと思います。そんなものが表現出来ればと思っています。

執筆者:松原 洋一

ASANO HIDEKAZU

浅野秀和
1970年 愛知県生まれ
1992年 金沢市立美術工芸大学卒業→詳しい経歴

人とかかわりあうこと、本当に大切で楽しい事だと思うようになりました。自分ひとりでは見えなかった事、成し得なかったことが次々と叶って行くことの喜び。 なんでもない毎日だけれど、ワクワクして他人や何かに感謝して過せる自分は果報者なのだと思います。

All About で興味あるテーマ:ガーデニング

◇制作の視点

今僕は、祭りや踊りをとおして神々と交わる人たちに魅せられています。 日々、当たり前のように朝昼晩と供え物を捧げ、感謝はいつしか習慣となっています。人が形作った神々は朽ちていきながら、それでもやさしく人々を見護っています。神様に恥じないように、そして自分に恥ずかしくないように。そんな人たちの目はとても輝いています。 世の中がどんどん便利になって情報や時間をうまく操れるようになったとしても得られない気持ち。 人々の望みを託した神様やそれを信じる人間はとても美しいと思います。 そんなものが表現出来ればと思っています。
◇作品について

バリ島で寺院の中でじっと座っていると、だんだんこっちの世界やあっちの世界があるのでないかという気持ちになってきます。時間の縛りも無くただただそこに居ると、形としての神様だけでなく確かに何か存在するように思います。

「在る」

一晩中、その村の邪気をはらうために行うお祭りがあります。悪霊の演者の体に全てを下ろし、お払いをするのだそうです。三人の踊り子たちも踊りながら神様と関わりを持っているのではないだろうか。

「三人の踊り子」
◇9月の「2007 金沢美大OB 東京・銀座大展覧会」について

金沢美大では本当にたくさんの人たちと出会い素晴らしい関わりを持てたと思っています。たくさんの楽しい思い出で一杯です。そんな金沢美大の出身者ばかりの展覧会ですから、さぞかし素敵な展覧会となるのではないでしょうか。 「アートスペース羅針盤」の岡崎さんとも前回の「金の美銀の座」が初めての出会いでした。今回は初めての東京での個展となります。緊張もありますが展覧会を通してたくさんの人との出会いがあることを期待しております。

展覧会名:2007 金沢美大OB 東京・銀座大展覧会
浅野秀和個展展
会期:2007年9月10日(月)~9月15日(土)
会場:京橋・アートスペース羅針盤



■「2007 金沢美大OB 東京・銀座大展覧会」は金沢美術工芸大学の卒業生が会期(2007年は9月10日~15日)を決め、銀座界隈で一斉に個展・グループ展を開催する大イベントで、2004年に続き2度目になります。今後、オールアバウト[日本画]では出品予定の日本画家をシリーズで紹介していきます。→2007 金沢美大OB 東京・銀座大展覧会詳細

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