一人旅/一人旅におすすめの宿

弘前観光の拠点に。一人旅に優しい岩木山麓の湯宿

弘前近郊に、一人でも安心して宿泊できる温泉宿を見つけました。シングルルームが用意され、日程による割増料金もなく、素泊まりもOKという良心的なシステム。ほろ酔い気分の夕食後には津軽三味線のライブもあり、心温まるいい思い出になりました。

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

「アソベの森 いわき荘」は、一人でも安心なサービスの宝庫

先日弘前を訪れた際、かねてより一度足を運んでみたかった憧れの宿に泊まってきました。岩木山麓に広がる百沢温泉の「アソベの森 いわき荘」です。弘前駅からは予約制の無料送迎バスが出ており、約40分ほどで到着します。

ラウンジでは岩木山の伏流水を使ったコーヒーも楽しめます

ラウンジでは岩木山の伏流水を使ったコーヒーも楽しめます

こちらの宿には4室のシングルルームがあり、室料をベースに食事代を加算していく泊食分離スタイル。休前日やハイシーズンの割増料金などもないため、一人でも安心して宿泊できる宿として知られています。さらにチェックインが13時、アウトが12時なので、23時間ゆったりと滞在することができます。


 
源泉かけ流しだけあり、効能豊かな本館ヒバ風呂

源泉かけ流しだけあって、効能豊かな本館ヒバ風呂

弘前駅15:00発の送迎バスに乗り込み、一路宿へ。この日はみぞれ混じりという厳寒の日で、凍える体をすぐにでも温めたいと、 宿に到着するやいなやお風呂へ。17:00までは本館ヒバ風呂に入れるとのことで(以降は貸切風呂に)、まずはそちらへ向かいました。内湯のみのこぢんまりとした湯船に、薄茶褐色の源泉がかけ流されています。古くから熱の湯と呼ばれている通り、じんわりと体の芯から温まり、いつまでも湯冷めしませんでした。

シングルルームAタイプ。右奥にはデスク&チェアが配されていました

シングルルームAタイプ。右奥にはデスク&チェアが

今回宿泊したのは、シングルAタイプの客室。ワイドサイズのベッドのほか、ロッキングチェアとテーブル、壁側に洗面台とトイレが付き、奥にはデスクとチェアが配されています。

コンパクトな空間ですがベッドの脇には姿見も付き、加湿器が備えられ、冷蔵庫にはリンゴジュース、岩木山の伏流水も用意され、随所に心遣いが感じられました。そして正面の壁には岩木山と水芭蕉を描いた版画が掛かっていました。

 

私の部屋に掛かっていた版画作品。素朴な画風に癒されました

私の部屋に掛かっていた版画作品。素朴な画風に癒されました

こちらの作品は、地元の版画家・加藤武夫氏によるもの。館内のあちこちに、同氏の版画作品が掛けられていて、見るたびにホッと心が和みました。





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